出初め式、5年ぶり伝統の訓練「舞い込み」披露 岐阜・高山市
岐阜県高山市消防団の10支団は5日、市内各所で出初め式を行った。高山支団は、同市総和町の西小学校でコロナ禍などを経て5年ぶりに伝統の訓練を実施し、地域の安全を守る決意を新たにした。 同支団の出初め式は182年前、郡代の豊田藤之進が火消し組を召集し、検閲を行ったのが始まりとされる。 訓練では、まといを中心に隊列が一団となって渦を巻くように進む「舞い込み」や、巴に組んで駆け足をしてまといを振るった姿を表す「巻き込み」などを披露した。時折雪が舞う中、団員たちは「わっしょい」と威勢良くかけ声を上げながら火消しの心意気を示した。 (山田雄大)
岐阜新聞社