福岡空港の新管制塔、12月5日から運用 新滑走路含め視認性確保
福岡空港(福岡市博多区)の国際ターミナル側に整備された新管制塔について国土交通省福岡空港事務所は27日、12月5日に運用を始めると発表した。新管制塔は地上90・9メートル(上部レーダードームは除く)で国内で最も高い羽田空港の管制塔(115・7メートル)に次ぐ国内2番目の高さ。 福岡空港事務所によると、福岡空港では2025年3月末に2本目の滑走路の運用が始まる予定で、新管制塔は新滑走路を含む空港全体の視認性を確保するために整備された。上部のレーダーは地上の航空機の位置を把握するために使われる。 現管制塔は国内線ターミナル側の空港事務所の庁舎上部にあり、高さ31・4メートル。空港事務所も今後、新管制塔横に整備された新庁舎に移転する。【長岡健太郎】