【写真：Getty Images】

　ロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手は、これまでに数多くの新記録を樹立し、ア・リーグMVPを含め複数の個人タイトルを獲得してきた。それでも史上最高の選手であると認めない見方もある。しかし、ワールドシリーズ優勝を飾る事で、ようやく欠けたピースが埋まるかもしれない。その目標を達成した時、大谷が真のGOATになると、米メディア『NESN』のトラビス・トーマス記者が見解を示した。 【写真】日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング 　大谷は2018年からメジャーリーグでプレーを始め、2023シーズンまで6年間ロサンゼルス・エンゼルスに在籍してきたが、ポストシーズンに進出した事は一度も無かった。そして、昨季オフに転機が訪れる。エンゼルスからフリーエージェント（FA）になると、激しい争奪戦を制したドジャースと10年総額7億ドル（約1062億円）の大型契約を結んだ。レギュラーシーズンでは、その価値に見合うだけの活躍を見せ、大谷にとってキャリア初となるポストシーズン進出を果たし、最終的にワールドシリーズまで進んでいる。 　同メディアは、ワールドシリーズ優勝は大谷とアーロン・ジャッジ外野手（ニューヨーク・ヤンキース）のどちらにとって意味があるか？というテーマで議論した。トーマス記者は大谷を推し「彼だけは別次元の話だ。彼は野球界のGOATになろうとしている。野球は他の多くのスポーツのように優勝回数で評価されるものではない。私は大谷が真のGOATになると信じている。私は彼のような男を見たことがない。だから、もし彼がワールドシリーズで1回優勝できれば、彼を史上最高の選手に押し上げるのに十分だと考えている」との見解を示している。