DeNA浜口遥大とソフトバンク三森大貴の交換トレード発表 浜口「びっくり」三森「心機一転」
DeNA浜口遥大投手(29)とソフトバンク三森大貴内野手(25)の交換トレードが23日合意に達し、両球団から発表された。 【写真】ソフトバンク三森大貴 浜口は16年のドラフト1位でDeNAに入団した左腕。独特の軌道で沈むチェンジアップを駆使し、1年目の17年に10勝を挙げた。今季は2勝にとどまったが、日本シリーズの要所で好救援するなど日本一に貢献した。通算135試合に登板し44勝46敗、防御率3・76。ソフトバンクでの背番号は三森が背負っていた「13」に決まった。 三森は16年ドラフト4位でソフトバンク入団。走攻守3拍子そろった内野手として22、23年には102試合に出場した。今季は4、5月に右手を骨折、6月には右手の手術に踏み切るなど故障に苦しみ、25試合の出場にとどまった。通算363試合に出場し打率2割5分2厘、15本塁打、93打点、56盗塁。 野手の層を厚くしたいDeNAと、左腕の層を厚くしたいソフトバンクの思惑が合致し、実力者同士のトレードが成立した。 三森はソフトバンク球団を通じて「連絡がきた時は正直戸惑いましたが、これをチャンスだと思って心機一転頑張ろうという気持ちになりました。ホークスという強いチームでプレーできたことは自分にとってプラスでしかありません。2年前、優勝はできなかったですが、あと1勝で優勝という試合の緊張感の中、あの舞台で野球ができたことは自分にとって、とても大きな経験でした。その経験を次に生かしていきたいと思っています。チームは変わりますが、選手としてこれからも応援してもらえたらうれしいですし、福岡で試合があった際は拍手や声掛けなどしていただけたらと思います。8年間、本当に熱い応援をありがとうございました」とコメントした。 浜口は「びっくりした思いと、ここ数年はトレードもあるかもという覚悟はありました。8年間ベイスターズにお世話になり、本当に一言では伝えることができないくらい、たくさんの経験をすることができました。なかなか期待に沿うような活躍はできなかったですが、いつも応援してくださる皆さまの声援はすごく力になっていました。今年日本一になって、来年こそリーグ優勝という目標がチームメートのみんなと共有できた中でのトレードにはなってしまいますが、幸いリーグが違うこともあるので、素直にベイスターズのリーグ優勝を願っていますし、必ずこのチームならできると思っています。リーグが変わるため、野球のスタイルが少し変わるのかなと考えていますが、しっかりと自分のボールを信じて、ホークスという強いチームの中で競争を勝ち抜いていき、また日本シリーズでベイスターズのみんなと戦えるように、しっかりと頑張りたいと思います」とコメントした。