『家いっぱいの愛』チ・ジニの謎めいた役作りに胸騒ぎ ASTRO ユンサナが物語の清涼剤に
韓国ドラマ『家いっぱいの愛』が8月11日からNetflixで独占配信スタートした。 【写真】ASTRO ユンサナ演じるお調子者の弟・ヒョンジェ チ・ジニが久しぶりにドラマで主演を務めることで注目されている本作。11年前、事業に失敗して多額の借金を作ったムジン(チ・ジニ)が、妻のエヨン(キム・ジス)と離婚し、娘のミレ(ソン・ナウン)から家を追い出されてしまった。 1年前、ニュースでムジンが事故死したことを知ったエヨン、ミレ、ヒョンジェ(ユンサナ)。3人が1周忌の法要を行っていたところ、死んだはずのムジンが姿を現す……。 何をやっても失敗ばかりだったムジンが、なぜかお金持ちになって再びエヨンたちの前に現れたことで巻き起こるさまざまな騒動。今回は第1話と第2話を紹介しよう。(以下、ネタバレあり) 物語はミレの忙しい日常から始まる。大型スーパーマーケットを展開している有名企業のJプラスに就職し、一家の大黒柱として家計を支えているミレは、自分のことは二の次で仕事に邁進している。社長が店舗に抜き打ち検査で現れても機転の利く対応ができる優秀な社員だ。 ある日、社長の抜き打ち検査を乗り切った直後に倒れてしまったミレは、警備員のテピョン(チェ・ミンホ)によって病院に運び込まれる。過労で点滴を受けている最中に自宅のマンション「家族ビラ」が火事にあったと連絡が入り、テピョンが止める間もなく自宅へ向かう。幸いミレたちの部屋である102号室は無事で、弟のヒョンジェが愛犬・メダルを抱えて突っ立っていた。母のエヨンとともに無事を喜んだが、302号室に住んでいた大家が焼死してしまい、住民たちにショックが走る。 亡くなった大家に代わって、新たな大家が家族ビラを現金で購入したと知るエヨン。新しい大家は家族ビラに住むことを希望し、契約更新が近い301号室、201号室、そしてミレ、エヨンらが住む102号室が退去の対象となってしまった。一家のために頑張るミレにその事実を伝えられないエヨンは、新しい大家に「追い出されたら家族で漢江に飛び込むしかない」と泣き落とし作戦を試み、成功する。 「せめて1周忌ぐらいは法要を行うべき」とヒョンジェに言われ、3人は自宅で法要を行っている最中にムジンが姿を現し、3人は驚愕する。新たな大家だと思っていた人物は、ムジンの代理人で税理士のジェゴル(キム・ヨンジェ)で、実はムジンが新しい大家だったことが判明する。 11年前に離婚したムジンとエヨンの事情を知る家族ビラの住人たちは、突然大家として戻ったムジンに興味津々。しかしどうしてもムジンを許せないミレは、引っ越すことを決意しエヨンとともに物件探しに奔走するが、なかなか予算に合った物件が見つからない。 ある日エヨンは、ムジンを呼び出し、なぜ突然姿を現したのか問い詰める。するとムジンはもう一度エヨンとやり直すために戻ってきたと白状し、「ここまでくるのに何をしてきたと思っている。そんなに嫌いか?」とエヨンの手をつかみ訴える。 その様子を見たミレがムジンに「手を放せ!」と走り寄っていく中、突然テコンドーの胴着を着たテピョンが、ムジンの顔に蹴りを入れる。鼻血を出して倒れたムジンを心配するエヨンを複雑な表情で見つめるミレは、穏やかな日々が終わったことを悟るのだった……。