『モンスター』第1話 ©カンテレ

ドラマ『モンスター』（カンテレ・フジテレビ系）が、10月14日（月）22時よりスタート。主演を務める趣里が、常識にとらわれずにまるで”ゲーム”のように法廷闘争に立ち向かう、”モンスター弁護士”を演じる。この度、趣里がメディアの前で意気込みを語った。（取材・文：あさかしき） 【写真】趣里の美しい未公開写真はこちら。主演ドラマ『モンスター』カット一覧

「亮子の強さに惹かれます」 “モンスター弁護士”役への意気込み

　趣里が演じるのは、”ゲーム”感覚で法廷に臨む型破りな“モンスター弁護士”。弁護士という役どころについて「弁護士という仕事は、単純に白か黒、正義か悪、とはっきり区別できるような案件ばかりではなく、たとえ依頼人が黒であっても、グレーな部分を追求して弁護するというケースもあると思います。法律を通して人間の本質が見ることが大切だと感じています」と話す。 　初めて台本を読んだ際、「難しい役だ」とまず感じたという。趣里が演じる神波亮子は、高校3年生で司法試験に一発合格したというキャラクター。自身の学生時代と比較して、「学生時代はバレエをやっていたこともあり、勉強は一夜漬けタイプでした。テストの直前に、オリンピック中継を見ながら朝まで詰め込んでなんとか乗り切ったことを覚えています」と振り返る。 　神波亮子という人物像について、「亮子は1人の人間として感情はあるし、人の心もわかるけれど、常に自分自身のことも俯瞰して物事を見ている人です。だからゲーム感覚で裁判を進められるんですが、私は全く逆で、感情に左右され過ぎるところがあるので、亮子のその強さに惹かれます。私はビビりで、石橋を叩きまくるタイプなんです（笑）」と語った。

「失敗しちゃったときは、寝ながら稽古してます」 趣里の“モンスターな一面”は？

『モンスター』第1話 ©カンテレ

　亮子の最大の魅力は「諦めないところ」だという。「真実までたどり着いて、裁判に勝つという信念があるから、周りの人も振り回されながらも、この人に任せたいと思わせる引力がある人です」と述べた。第1話からジェシー演じる東大法学部卒の弁護士・杉浦を振り回す亮子。2人のバディにも要注目だ。 『モンスター』というタイトルにちなみ、自身の“モンスター”な一面を訊かれると、「めちゃくちゃ心配性なところです。ドラマや舞台の初日は、とても眠れません。最終的には、『そんなに大したことじゃない』という境地になるのですが、そこにたどり着くまでが長いです。失敗しちゃったときは、寝ながら稽古してます」と回答。 　最後にメッセージを求められ、「本当に心強いキャスト、スタッフの皆さんと撮影に臨んでいます。現代の日本の、難しい問題にも深く切り込んでいる作品なので、視聴者の皆様が考えるきっかけを与えられるドラマにしたいと思っております」と力強く述べて、取材会は幕を閉じた。 （取材・文：あさかしき） 【作品情報】 タイトル：『モンスター』 放送枠：2024年10月14日スタート　毎週月曜よる10時（カンテレ・フジテレビ系全国ネット） 初回15分拡大 出演：趣里　ジェシー（SixTONES）　宇野祥平　音月桂　中川翼　YOU　古田新太 脚本：橋部敦子　 音楽：菅野祐悟 プロデューサー：加藤春佳　山本喜彦　大塚安希 演出：三宅喜重　木内健人　樹下直美　 制作：カンテレ　MMJ