東西で違う灯油ポリタンクの色 「赤」と「青」が混在する県は
寒さが厳しくなる季節、灯油ストーブを使う時に欠かせない灯油ポリタンク。実は地域によって、色が「赤」と「青」に分かれている。調べてみると、東西での傾向の違いが見えてきた。 【画像】灯油ポリタンクは赤?青?日本地図で見ると 日本ポリエチレンブロー製品工業会によると、赤と青どちらの灯油ポリタンクを多く使っているか、地域ごとの明確なデータはないという。そこでホームセンターのカインズや、ポリタンクのメーカーなどに取材。計5社に聞いた話をもとに、都道府県ごとのポリタンクの色を地図に落とし込んだ。 ざっくり見ると、東日本と沖縄県は赤、西日本と北海道は青と分けられる。赤と青が混在しているのは、本州の中央部分にあたる地域だ。日本海側は富山、石川両県が混在地域になる。太平洋側では静岡県浜松市あたりが赤と青の分岐点。長野県は、愛知県に近い南部は青が多いが、新潟、群馬両県に近い北部は赤が多くなる。 実は、灯油ポリタンクに色の決まりはない。ただ、灯油は太陽光にあたると酸化してしまうため、遮光性が求められている。赤でも青でも、濃く色が入っているのはそのためだ。(高橋尚之、山下知子)
朝日新聞社