広島出身、大学を経て地元に凱旋!ドラゴンフライズの未来を担うSF・三谷桂司朗が語る皆実高校時代
大学在学中にプロ契約を結び、シーズン途中の2024年1月にデビューした、広島ドラゴンフライズの三谷桂司朗。デビュー以来約4カ月、シーズン後半戦は出場機会を増やしている。チーム4人目の広島出身選手としてブースターの期待を集める、22歳のバックボーンとは。(全3回/1回目) 【写真】今シーズン限りでの引退を発表している朝山正悟 ◆それまでの常識を覆された、皆実高校バスケ部での経験 ーまず、三谷選手がバスケットボールを始めたきっかけから教えてください。 「小学3年生の夏に体験に行って、楽しかったのがきっかけです。もともと背が高いという理由で友達に勧められていたんですが、当時は水泳をしていたのもあって、ずっと断っていたんです。ただ、一緒に水泳に通っていた友達が転校して僕も辞めてしまったので、やるスポーツがなくなってバスケットボールをするようになりました」 ー高校では、バスケットボールの名門校・皆実高校に進まれました。 「練習量もケタ違いですごくキツかったですが、毎日の練習でいろんな情報や新しい知識が得ることができて、今までやってきたバスケットがすべてガラリと変わるような感覚でした。皆実高校を選んで正解だったと感じています」 ー高校時代には3×3のUー16、Uー18日本代表に選ばれ、特別指定選手として広島ドラゴンフライズで活動するなど、部活動の枠を超える活動も多かったですね。 「いろいろなシチュエーションでの冷静な判断や駆け引き、勝負勘などを養うことができたと思います。チームを離れることも多かったので、自分の選択を尊重して送り出してくれた先生には感謝しかありません」 ー高校3年生の時、特別指定選手として初出場した試合ではシュートを6本も打ち、得点も決めました。堂々たる姿でしたが、物おじしないタイプですか? 「全くそんなことはありません。むしろ心配性で、緊張しやすい性格です。初得点できた時も、『やるしかない』という気持ちで無我夢中だったので、なんとか結果につながって良かったです」 ーその日のマッチデープログラムでは『和菓子好き』と紹介されていました。 「そうですね。優しい甘さの、あの感じが好きで(笑)。大学時代も試合前は羊羹を食べるというルーティーンがありました」 (第2回へ続く)
広島アスリートマガジン編集部