【独自解説】与党“大敗”は岸田政権時代のせい?自民党執行部の腹の内 “政界の119番”がピンチヒッター登板か…今後起こり得る想定内・想定外と政治家が言いづらいウラ話
■もし石破氏が「辞める」と言ったら?“次”に期待されるのは、あの人だが…
ここからは、「想定外が起こるかもしれない」という話をします。石破さんから「私が責任を取る」という一言は、少なくとも2024年10月28日午後5時12分現在、ありません。ですが、長いことニュースをやっていると、わからないんです。1時間後に、「やっぱり私は辞める」と言っているかもしれません。そうなったら、これはもう大変なことになるわけですが、永田町の理屈があろうがなかろうが、次を決めなければいけません。
やはり期待されるのは、高市早苗さんです。今回も、逆風の方ばかり130人の応援演説依頼を受けて、「落ちようが当選しようが、私はちゃんと義理を果たします」という姿勢を示されました。しかし私は、いきなりの“登板”は周りの方々も進言しないと思います。
高市さんご本人の意見を紹介しているわけでも、ご本人に確認を取っているわけでもないので、“そういう周りの声がある”ということでお話ししていきますが、高市さんはしばらく「責めない・動かない・発言しない」を貫くのではないかということです。 “責めない”というのは、「石破さんがどうだ」「森山さんがどうだ」ということを言わないということです。そのために、130か所、全国を回りました。「自分は無役だけど、自民党のいずれかの時期に、また“顔”に戻る。だから、自民党が大変な時に、それなりに力を尽くします」ということです。
そして“動かない”、ニュースになるような“発言をしない”。そうした中で、地道に仲間作りをされるんだろうと思います。
そして、共同インタビューでも「国家経営をいつかやりたい」ということを言っていましたが、絶対にピンチヒッターは望んでいないと思います。首相になるんだったら、長期政権でしょう。すると、ここからどんどん想定外に入っていきます。
■次なるピンチヒッターは「政界の119番」 “絶妙の4番手”本領発揮か
選挙の前から、「もしダメになったら、この人のほうが高市さんより先にピンチヒッターをやるのでは」といわれていた人が、一人います。それが、林芳正さんです。
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