熊本・木村知事「県政によって二転三転」陳謝 五木村、相良村訪問
熊本朝日放送
熊本県の木村敬知事は、、就任後初めて、五木村と相良村を訪れました。ダム計画について陳謝する場面もありました。 木村知事 「県政によって、村政、村民の心が二転三転したこと、その原因を担う県としておわび申し上げるとともに、県としても責任を果たしてまいりたい。見つけた課題、要望事項がありましたら、県に申し出てください。これからの未来に県はしっかり寄り添っていくことをお約束いたします」 着任後、最初に訪問する自治体として五木村役場を訪れた木村知事は、木下丈二村長らと面会しました。 川辺川のダム計画をめぐっては、蒲島前知事が、2008年に建設の白紙撤回を表明しながら、熊本豪雨の被害を受けて、一転して建設の意向を表明した経緯があります。 木下村長 「歴史を踏まえたら、ダムの計画が昭和41年にスタートして、多くの人口が流出した。大きな痛手を受けた。その影響は今でも続いている。振興に力をいれていただき、村づくりに力をいれていただきたい」 木下村長は、ダム計画の賛否を明らかにしていませんが、21日に開く村民集会で考えを表明するとしています。 木村知事は、その後、相良村を訪れ、吉松啓一村長とも意見交換しました。 吉松村長は、ダム計画への賛否について「国や県が進めている事業なので、賛成も反対もしない」と述べました。 今後、ダム計画について、国や県の担当者を招いて、住民説明会を開くとしています。