【ONE】元K-1女王KANA、悔しいデビュー黒星、元GLORY女王メクセンの老獪テクニックに一歩及ばず
12月20日にタイ・バンコクで開催された格闘技イベント『ONE Friday Fights 92』のアトム級キックボクシングにて、元K-1 WORLD GP フライ級王者のKANA(32=Team Aftermath)がアニッサ・メクセン(36=アルジェリア/フランス)に判定3-0で敗北。果敢に前に出る戦いを見せたが、メクセンの老獪なテクニックに及ばず、悔しい黒星デビューとなった。 【動画】KANAが猛攻!メクセンのヒット&アウェイ老獪テクニックも KANAは戦績22勝(11KO)4敗の元K-1 WORLD GP フライ級王者。前戦となる23年12月の『K-1 ReBIRTH 2』では4度目の防衛戦としてアントニア・プリフティと対戦。判定0-2で敗れ、王座陥落した。今回が約1年ぶりの再起戦でONEデビュー戦となる。 対するメクセンは戦績103勝(33KO)の元GLORY女子スーパーバンタム級チャンピオンだ。21年9月のONE初参戦から3連勝を飾ったが、ONE女子アトム級キックボクシング暫定王座決定戦ではペッディージャーに判定負け。続けて前戦となるストロー級キック王座決定戦でもジャッキー・ブンタンに敗北したが、”女子キックボクシングのパウンドフォーパウンド”の実力に陰りはない。 1R、右カーフを当てていくKANA。懐に飛び込むと右のオーバーハンドを振っていく。メクセンが近づいてパンチ連打もKANAはヘッドムーブでかわす。強い圧力で前進するKANAに、メクセンは鋭いジャブ、右ストレートを当てていく。 2R、ステップを踏み遠い距離を作るメクセンだが、KANAは前に出て打ち合いに挑む。KANAはジャブとローでメクセンの動きを止めたいが、メクセンはワンツーからミドルなど早いコンビネーションや細かいパンチでポイントを奪っていく。 3R、さらに圧を強めるKANA。ガンガンと距離を詰めていくが、素早いヒット&アウェイのメクセンを捕まえることができない。残り30秒、至近距離での打ち合い、KANAにチャンスが訪れたが、メクセンも打ち返しタイムアップ。 判定3-0でメクセンに軍配。KANAはONEデビュー戦で念願のメクセンと拳を合わせることはできたが、悔しい黒星となった。 『ONE Friday Fights 92』 2024年12月20日 タイ・バンコク ルンピニー ・スタジアム ▼アトム級キックボクシング ○アニッサ・メクセン(アルジェリア/フランス) 判定3-0 ●KANA(Team Aftermath)