ガス代の支払いハガキに「キャッシュレス決済に移行します」の文字。メリットは何?
キャッシュレス決済は、さまざまな場面に浸透しつつあります。 コンビニや飲食店、スーパーなど日常的にキャッシュレス決済を利用している人も多いのではないでしょうか。電気やガスの料金もキャッシュレス決済を導入するケースは増えてきています。 そこで今回は、ガス代の支払いをキャッシュレスで行う際のメリットについて解説します。
そもそもキャッシュレス決済とは?
キャッシュレス決済とは、現金を使うことなく支払う方法全般を指します。そのため、口座振替もキャッシュレス決済に含まれます。では、口座振替以外のキャッシュレス決済にはどのような種類があるのか見ていきましょう。 ◆クレジットカード クレジットカードはいったんカード会社に代金を立て替えてもらい、その後カード会社に支払うという後払いが原則です。自分のお金がないときでも支払いが可能で、利用限度額の範囲内で使えます。 ◆デビットカード 自分の口座から直接引き落とされるカードで、リアルタイムでの支払いになります。VISA、MasterCardといったブランドがついているタイプが主流で、クレジットカードに対応している店舗なら同じように使えます。利用限度額は自分の口座残高です。 ◆スマートフォン決済 端末にスマホをかざしたり、QRコードを読み取ったりして行う決済方法で、スマートフォンがあれば完結できます。そのため財布を持ち歩く必要がありません。通常、利用可能な金額には上限があります。 ◆電子マネー プリペイドカードや交通系ICカードなどを使った決済方法です。通常はそれぞれに利用可能な限度額が決まっています。カードにお金をチャージする形で利用します。
ガス代の支払いにキャッシュレス決済を利用するメリットは?
では、ガス代をキャッシュレス決済で支払う場合、どのようなメリットが期待できるのか紹介します。 ◆現金をおろす手間や手数料がかからない 払込用紙を使って現金で支払う場合、まず自分の口座から現金を引き出さなければなりません。キャッシュレス決済は現金不要で、おろす手間も引き出し手数料もかかりません。 ◆手持ちのお金がないときも支払える クレジットカードのような立て替えタイプなら、お給料日前など自分のお金がないときでも支払えます。ガス代の支払い方法として設定しておけば、支払い漏れを防げるため、ガスを止められてしまうという心配もありません。 ◆利用した分のポイントが付与される クレジットカードやスマートフォン決済など、サービスによっては利用した分だけポイントが付与されます。たまったポイントはショッピングなどに利用可能です。 ◆キャッシュバックがある デビットカードの中には、利用に応じてキャッシュバックされるサービスもあります。還元率は銀行や利用者によって違いますが、現金がそのまま口座に振り込まれます。 ◆コンビニでの支払いがスムーズ コードを読み込んだりカードをかざしたりするだけで決済が完了するため、コンビニでガス代を支払うときもスムーズです。小銭を出すのに時間がかかることもありません。 ◆お金の管理がしやすい キャッシュレス決済は、お金の流れがデータとして記録されます。スマートフォンにアプリを入れておけば、空き時間に確認するなど管理が簡単です。払込用紙の領収書を紛失しても、いつ支払ったかチェックできます。
自分に合ったキャッシュレス決済を利用してみよう
ガス代自体の割引になることはなくても、キャッシュレス決済に変えるだけでさまざまなメリットがあります。「支払いを忘れていた」というときも、キャッシュレス決済に対応していればコンビニですぐに支払えます。ATMが使えない時間帯でも安心です。 アプリを用意しているガス会社も増えており、ガス代の確認もしやすくなっています。自分に合ったキャッシュレス決済を上手に利用してみましょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部