ドジャースのロバーツ監督

　ドジャースのデーブ・ロバーツ監督（51）が12日（日本時間13日）、パドレス戦前に取材対応し、腰の張りを訴えて同戦の先発を外れた大谷翔平投手（29）の状態について説明した。 　大谷を先発から外した理由について「今日は良くなっていたが、ちょうど（10日から）13連戦が始まったところ。どこかのタイミングで休みを与えたかった。昨晩トレーナーと話して、最後の打席に立たせなかったし、日曜日はデーゲームになるから、休ませようと。我々は彼が長いシーズンを通して健康でいてほしい。たった1試合だし、彼の健康が最も重要なこと。今は無理をさせる必要はない、それで昨晩通訳にその意向を伝えた。その上で、今朝決定を伝えた。翔平が戸惑わないようにね」と説明。次戦13日（同14日）のジャイアンツ戦は出場するかを問われると「そう考えている」と欠場は1試合になる見通しを示した。 　休養日の決め方については「（春季キャンプ中の）アリゾナでは翌日が試合のない日で、2日連続で休ませられると、スタメンから外した。今回は流れでこうなった。何かがあって休みが必要なら、我々はそれに耳を傾ける。ただ前もって計画しているわけではない。互いを熟知し、信頼関係を築くことが大事。彼は自分の体のことは分かっている。ただ、私は13連戦があるし、休んでほしい。用心深くありたい。彼も理解している。これはチームにとっても彼にとっても有益であると」と説明した。 　昨季まで所属したエンゼルスでは大谷の意向を尊重して試合出場を続けたことには「理解すべきは究極のゴールは何かだ。シーズンを通して、翔平はプレーの準備をできていないといけない。10月まで通してね。こういう話し合いはこれからも続けていく」とプレーオフを見据えて今後も定期的に休養日を設ける考えを示した。