防災対策の強化が最多 三重県議会の活動ベスト10、能登地震で関心
稲垣昭義三重県議会議長は24日の定例記者会見で「あなたが選ぶ!県議会の活動ベスト10」を発表した。得票が最も多かったのは「能登半島地震を踏まえた防災対策予算の強化」だった。 議会事務局によると、議会の活動に関心を持ってもらうことなどを目的に、平成23年から実施している。正副議長が23件の候補を選び、県民投票を経て上位10件を選んだ。 県民投票には議員を含めて1234人が参加。最大10件まで投票可能とし、最多の「防災対策の強化決定」は427票を獲得。「食料自給力の向上を提言」の375票が続いた。 稲垣議長は「能登半島地震で防災減災対策への関心が高まった。議会も引き続き取り組む」と説明。「若者に関する取り組みへの投票も多く、取り組みへの思いを強くした」と語った。 ベスト10は次の通り。 請願15件の受け付けと意見書の提出▽児童生徒や学生を対象に主権者教育を実施▽「選ばれる三重づくり」について若者と議論▽みえ高校生県議会を開催▽能登半島地震を踏まえた防災対策予算の強化決定▽花とみどりの三重づくり基本計画を議決▽児童虐待死亡事案を委員会で調査▽食料自給力の向上を国や県に提言▽豊かな伊勢湾の再生に向けて議員勉強会を開催▽和歌山、奈良両県議会と共同で紀伊半島の防災・減災対策強化を国に要望。