「この時季の芝はアマチュアの大敵です」フェアウェイからの大失敗を防ぐ“セカンドショット成功術”を太田祐一プロが解説!
フェアウェイど真ん中からまさかのミス、そんな経験ありませんか? 2024年6月4日号の「週刊ゴルフダイジェスト」では、「この時季の芝は、いかに刈り込まれたフェアウェイといえど、ショットに影響してくるのです」というミニツアーで勝ちまくる太田祐一プロにミスの原因やミスをしない打ち方などを教えてもらっている。「みんなのゴルフダイジェスト」ではその一部をご紹介! 【ミニツアー126勝の“超現場型”プロ 太田祐一】 おおたゆういち。74年生まれの50歳。ミニツアーや地方オープンを主戦場に勝ちまくり、現在通算126勝。インスタ(@yuichi16.golf)でも活動中
“初夏のワナ” その原因は強い芝の抵抗にあった
一見ライが良くても実はそうでもない? スウィングにおける芝の影響というのは、ラフだけかと思いきや、「この時季はフェアウェイにもある」と太田プロ。一体どういうこと!? 「この時季は芝の密度が濃く、根も張っています。ラフは確認するのに、フェアウェイでは芝の状態を気にしない人がほとんどなのではないでしょうか」 初心者からプロ予備軍まで幅広く教えている太田によれば、ここを見落として“謎のミス”に悩まされる人は多いという。
芝が原因の代表的なミス3つ
「芝の抵抗が大きいうえ生育も早いので、午後はさらに影響が強まります。順目や横目の場合さして問題ないですが、気を付けたいのが逆目。初夏の逆目はアマチュア特有のスウィングエラーと相性が最悪なんですよ」
上体が突っ込んだり、ダウンスウィングで体が右に倒れることによって起こるミスの数々を強い芝が増幅すると太田。 「私でも逆目で普通に打てば距離や方向がバラつくので、とにかく初夏の逆目は要警戒です」
この時季は“逆目”に注意してください
冬から春にかけての弱い芝に慣れた状態から芝の抵抗がより強い季節に移行したばかりのタイミングだからこそ、その影響は大きい。上の2ケースは多くのアマチュアが持つ悪癖だが、「これらが生むミスは確実に初夏の逆目によって増幅される」と太田。 逆目の場合、順目と比べて芝の色が濃く見える。たとえばゼブラカットのフェアウェイで自分の球がある場所の色が濃ければ、逆目である可能性は高いので、しっかり足元を確認することが、この時季の2打目を成功させる前提条件というわけだ。
【関連記事】
- 「この時季の芝はアマチュアの大敵です」フェアウェイからの大失敗を防ぐ“セカンドショット成功術”を太田祐一プロが解説!(続き)
- ゴルフで大切な“プレーの流れ”。シングルが考える「流れが悪いとき」の対処法【参上! ゴルファー応援隊】
- ラウンド中、成功イメージを沸かせる方法とは? ゴルファーは時間の流れを“未来”から考えたほうがいい!?【元プロ野球審判のコーチが教える"心トレ"#13】
- 馬場咲希プロや、100切りゴルファーにだって効果的!? ミスしたら「自分を褒める」メンタルコントロール術【謎キャラコーチ『わきゅう』の気になる話♯64】
- クラブを気持ちよく振るために"頭を動かすな"は間違い?「ボールをずっと見続ける」のもNGな理由