美術展で最高賞受賞も…取り消し!?よく見たら…過去に本人が出展して入賞した作品に酷似「同じ作品ではない」
新潟県三条市は、第20回三条市美術展の入賞作品のうち、2点の入賞を取り消したと発表した。入賞が取り消された2点の作品は2022年に本人が出展し、入賞している作品と酷似していたという。 【画像】過去に自身が出展して入賞した作品に酷似!?美術展で2点の入賞を取り消し
2つの入賞作品 “過去の入賞作品”に酷似?
入賞が取り消されたのは、写真部門と洋画部門にそれぞれ応募し入賞した、いずれも県内在住の男性2人の作品だ。 三条市美術展は毎年この時期に、日本画・洋画・彫刻・工芸・書道・写真・版画の7部門で県内から作品を公募していて、その中から入賞作品を決めている。 2024年は県内から283点の応募があり、入賞作品を含め10月19日~22日までの4日間、一般公開していた。 男性2人はこのうち写真部門に人物画像を、洋画部門に風景画をそれぞれ応募し、写真部門では最高賞にあたる三条市展賞、洋画部門では優秀賞を受賞して、賞金と賞状を受け取っていた。 三条市によると、美術展最終日の午後3時ごろ、三条市美術展の運営委員の数人が、過去の入賞作品が記載されている目録を見ていた際に、2022年、男性たち本人が応募し、入賞した作品と今回の作品が酷似していることに気づいたという。
本人たちは否定も…入賞取り消しに
市側が本人たちに確認をしたところ、「同じ作品ではない」と否定。 しかし、運営委員会は酷似している個所の多さから類似作品であると判断し、入賞を取り消した。賞状と賞金も返還させたという。 三条市は作品を審査する際、各部門のそれぞれ審査員を一人ずつ配置し、審査をしていたが、この審査体制には問題はなかったとしている。 三条市では今後、応募要項にどのような作品が盗作・類似作品に当たるのかなど詳細を記述することを検討するとしている。 (NST新潟総合テレビ)
NST新潟総合テレビ
【関連記事】
- 妻と1歳の娘を殺害後…不倫相手に「大好き大好き」とメッセージ 元看護師の男(29)の初公判 何度も殺害企て「不倫関係を継続するため犯行に」【初公判詳報】
- 不倫辞められず…妻と1歳の娘を殺害した元看護師の渡辺健被告(29) 妻に睡眠薬入り飲料飲ませ交通事故を…医師・警察官が語った“違和感” 新潟市
- 約50年無事故・無違反で気づかれず… 免許取得歴ない71歳男が“無免許運転”で現行犯逮捕 自動車学校は行くも学科試験だけ受けず…
- 「他の業務があって後回しに…」DVなど“被害者保護”対象の市民の事務処理を約2年放置…女性職員を停職処分 新潟
- 「身体を触られて不快感や恐怖心が…」男子生徒の受験が心配で同じ部屋に宿泊しマッサージ…50代の男性教師を6カ月の停職処分