永瀬廉・坂東龍汰・前田拳太郎が作り上げた“3人だからこその空気感”「もっと一緒にいたかった」
この作品で改めてコミュニケーションの大切さを知った
――『ふれる。』において、コミュニケーションがひとつ大事な要素かと思うんですが、みなさんが普段、コミュニケーションをとる上で気をつけている点について教えてください。 永瀬 人によって、投げかける言葉のニュアンスを感覚で気にしていますね。 ――直感で? 永瀬 直感です。この人はこの言葉を投げかけたら少し嫌な気持ちになるんだろうな、ということをなんとなく察して、気をつけるようにしています。 ――初めましての現場も多いお仕事なのかな、と思うんですけど、そういう場面でも変わらず? 永瀬 「初めまして」でも早々に行けるなって思ったらもういじってますね。反応を見てダメだと思ったら方向チェンジします。男性女性関係なく人を見る目は、わりといいと思っています。 ――前田さんはいかがですか? 前田 あんまり得意な方ではないです。ドラマの撮影に入っても、最後の最後ぐらいでやっと連絡先を交換するぐらいなんです。改めてコミュニケーションって大事だな、とこの作品に出演して思いました。 永瀬 難しいよな。 前田 考えさせられました。ちょっとサボりがちなので、そういうところをしっかりしていきたいな、と思います。 ――ちなみに、お互いに初めましてのときはどうでしたか? 前田 「うわあ……King&Princeだ」。 永瀬 (笑)。もっと活発な感じなのかなと思ったら、いい意味で落ち着いてる人だなっていう印象。 前田 龍汰くんは落ち着いていないですよね。 永瀬 鳴子くんがいるからより、落ち着いて見えるのかも。 ――坂東さんが3人の中では一番お兄さんなんですよね。 永瀬 らしいですね、見えないですけど。 ――坂東さんはコミュニケーションをとる上でどういったことに気をつけていらっしゃいますか? 永瀬 気をつけたらこうなってないですよ。 坂東 はははっ! それは、やっぱり相手の気持ちになって……。 永瀬 一番なってないよ。 坂東 相手がこの言葉をどう受け止めるかをきちんと考えてから、言葉にするってことですかね(キリッとした表情)。 永瀬 いやいや、すごいボケになっちゃってるから。 坂東 あ、ほんと? 前田 でも知らない人が聞いたら、しっかりしてるように見えると思う。 坂東 いや、やっぱり普段の自分のプライベートと、現場ではコミュニケーションって結構違ったりするので。 前田 違うんだ? 坂東 全然違う。 永瀬 芝居とか熱く語るんでしょ? 坂東 それ廉じゃん! 永瀬 はあ!? 坂東 お菓子持ってるから、一緒に話さない? って言われて、おかしで釣ってくるんで。 永瀬 それもあんまおもしろくないな。 坂東 でも、熱いですよ、こんなこんな感じで言ってるけど。 永瀬 むしろ酒の場で語られる語るのも……。 坂東 いや、酒の場じゃないよ、お菓子食べながら。 永瀬 いつですか、それ。 坂東 覚えてないの!? 永瀬 覚えてない。誰? 俺の話? 坂東 ホテルの部屋でさ、いちご味のチョコとミルク味のチョコがあって……。 永瀬 絶対に俺じゃないって。 坂東 俺が勝手に持って帰ろうとしたらすごい怒った。 永瀬 絶対に俺ちゃうもん。 前田 全部作り話ですか? 坂東 いや、マジだって。 前田 誰が本当のこと言ってるの? 坂東 『弱虫ペダル』のとき。2人で。 永瀬 しかも2人でやろ? 坂東 しかも、廉のベッドの上で。 永瀬 絶対ない気するな。 坂東 それ、ラジオで話してた。 前田 あら。それならファンの人は覚えてるかもしれない。 坂東 ずっと居座ってたんですよ、みたいな言い方してたけど、2人で話してた。 永瀬 俺が覚えてないってことはそういう感じなんやろな、って。 坂東 素直じゃないな~。