携帯キャリアの圏外でも安心! 世界中で繋がる「衛星コミュニケーター」が登山&冒険をサポート
日本の国土のおよそ3分の2は森林。年々携帯電話の電波が通じるエリアは増えていますが、それでも携帯キャリアのエリアマップを見てみると、まだまだ森林・山岳地帯を中心にサービス外のエリアが多いことに驚かされます。登山中のいざという時、外部に連絡できるかどうかは生死を分けるファクター。スマホとは別に、山奥でも通信可能な機器を持っていると安心です。 【写真】衛星コミュニケーターの使い勝手をチェックする(全6枚)
位置情報、メッセージ、SOSに特化した機器
「inReach Messenger Plus」は、GPSナビゲーション製品を主力とし、スマートウォッチ市場でも存在感を見せるGarminが発売した「衛星コミュニケーター」。全世界カバーの衛星通信ネットワークを活用した、「世界中どこにいても繋がる」通信機器です。 約70機の衛星で地球の全エリアをカバーするイリジウム通信を利用し、スマートフォンの電波が届かない場所でも通信可能。登山や冒険に携行することを想定しています。 機能はシンプルで、メッセージ通信と位置情報共有、SOS要請に特化。第二世代となったinReachテクノロジーで、テキストメッセージは最大1600バイトを送信可能。写真やボイスメッセージの送信もできるようになりました。位置情報はリアルタイムで共有されます。デフォルトでは10分間隔で自分の居場所を配信。メッセージに位置情報を付けて送信することもできます。その位置情報を元に、天気情報を取得することも可能。 緊急時には、24時間365日対応している「Garmin応答センター」にボタンひとつでSOSメッセージを送ることができます。専門のコーディネーターが常駐しており、救助組織や緊急連絡先に情報を提供してくれます。機能を連絡に絞っている分、本体はコンパクトな設計で携帯性を重視。7.8cm×6.4cm×2.3cmという手のひらサイズで重さも117.2gと軽量です。
バッテリー稼働は驚きの600時間
内蔵バッテリーは、10分間隔のMapShare利用でも低電力モードで約600時間稼働するタフな性能。「リバース充電」機能をオンにすれば、スマートフォンを繋いで充電もでき、緊急時のモバイルバッテリーとして使うことができます。備えあれば憂いなし。電波は冒険のライフラインです。
ソトラバ編集部