坂口征夫が引退試合でHARASHIMAの前に散る。「11年半、このリングに立てたことを誇りに思います」【DDT】
ここでビジョンに弟で俳優の坂口憲二さんがサプライズで登場。「父親のことなどもあって、プロレスラーになることは、相当の覚悟と勇気が必要だったと思いますが、兄貴がDDTのリングでやってきたことは、二世とか関係なく、一レスラーとして立派な功績を残せたと思うし、多くのファンの皆さまに喜んでもらえたと思ってます。僕自身も兄貴と一緒に両国のリングに立てたこと、一生の思い出です。これからは体に気を付けて、殺るか殺られるのかの兄貴のスタイルで、今後の人生も突っ走っていってください。本当にお疲れさまでした」とのビデオメッセージを送った。 最後にマイクを持った坂口は「11年半、このリングに立てたことを誇りに思います。応援してきてくれたお客さんたちにも感謝してます。これからもこのリングの上はどんどん変わっていくと思います。変わっていって、もっともっと大きくなって、もっともっと見に来てくれるお客さんにも夢を与えていってほしいと思うし、頑張っていってもらいたいなと思います。俺以外にもいい選手は腐るほどいるから応援していってください。これからもDDTをよろしくお願いします」とあいさつ。
その後、所属選手、縁のあった選手たちがリングに上がり、記念撮影から胴上げ。そして全員と握手を交わし、リングを降りた。本人の意向で10カウントゴングは鳴らされなかった。 バックステージで坂口は「やり切ってないけど。最後勝ちたかったな。勝って有終の美飾りたかったけど、さすがHARASHIMAさんだな。もともとHARASHIMAさんがDDTを守っていくみたいな感じだったけど、どこかのタイミングで自分がDDTの門番みたいになっていた感じもしてたんだけど、そのバトンをもう1回HARASHIMAさんに戻します。これからもDDTを守って、若いヤツらの高い壁になって。(男色)ディーノさん、HARASHIMAさん、これは残されたあんたたちの役目だと思うので、俺は見守らせてもらいます。DDTの選手でよかった」とコメントした。