夫は中小企業ですが30年同じ会社で働いていました。退職金はだいだいどのくらいもらえそうでしょうか?
勤務先の退職金規定がどのようになっているかがポイント
ここまで紹介したのは、あくまで平均や目安です。実際に受け取れる退職金は、企業ごとの規定に沿って支給されます。退職金の計算方法や支給条件などは就業規則に明記されており、従業員が閲覧できるのが一般的です。 退職金制度がある場合、退職に関しても就業規則に明記することは、労働基準法第89条で定められています。労働基準法には退職金に関する取り決めはありませんが、就業規則に記載されていれば受け取る権利があります。退職が近い場合は、あらかじめ確認しておくと安心できるでしょう。
退職金の額は業種や企業など条件によって異なる
中小企業で勤続30年だと、大学卒の場合で600~1000万円前後と考えていればいいでしょう。ただし、同じ企業規模や勤続年数でも、業種や企業によって受け取れる退職金の額は変わってきます。退職金制度を設けていない企業もみられますが、制度がある場合、企業は就業規則に明記しておく必要があります。退職が近づいている人は、退職前に確認しておくとよいでしょう。 出典 厚生労働省 令和5年就労条件総合調査 結果の概況 4退職給付(一時金・年金)の支給実態 東京都産業労働局 中小企業の賃金・退職金事情(令和4年版)モデル退職金 厚生労働省岩手労働局 職場の労務管理に関するQ&A 賃金、退職金、賞与編 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部