西武のボー・タカハシ、中11日の先発 強風のなかで粘投も…五回に失点
今季5戦5敗のロッテに一矢報いるため、西武が先発マウンドに送り出したのはブラジル出身の日系3世のボー・タカハシ投手(27)。来日初勝利を挙げた4月25日のオリックス戦(京セラ)以来、中11日での登板となる中、「ブルペンには2回入ったよ。キャッチボールでもキャッチャーを座らせたり、準備はしっかりしてきた」と自信をのぞかせた。 2022、23年の2年間は救援で計55試合に登板し、防御率2・79。来日3年目の今季から先発に転向し、ここまで2試合で1勝1敗、防御率1・64と安定した投球を続けている。 朝から断続的に振っていた雨は止んだが、試合前には本塁方向に風速13メートルを記録。松井監督は「飛球は押し戻されるが、ライナーは逆に(バックネットのフェンスでの)跳ね返りで伸びる」と話し、「まあ、今日が終われば、(6月2日の巨人戦まで19試合連続で)ずっとドームだから」と続けた。 ボーは毎回安打を許しながらも、四回まで無失点投球を続けていたが、五回2死二塁から角中を申告敬遠した直後に、ソトに三塁打を許して2点を失った。