ヴィッセル神戸のエンブレム

　サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ・エリート（ＡＣＬＥ）東地区の１次リーグ第３戦が２３日にあり、ヴィッセル神戸は敵地で蔚山（ウルサン、韓国）と対戦し、２－０で快勝した。宮代が後半に２得点。神戸は連勝で２勝１分けの勝ち点７とした。 【写真】ACLE山東戦、試合終了間際に一触即発の事態 　敵地で勝ち点３をもぎ取った。神戸は、初出場した２０２０年のＡＣＬ準決勝で延長戦の末に敗れた蔚山に雪辱。昨季は川崎でアジアの戦いを経験した宮代が、２ゴールで勝利をたぐり寄せた。 　リーグ戦の先発から２人のみを入れ替え、ほぼベストメンバーで臨んだ神戸。宮代は後半３分、敵陣でボールを奪うと、細かくステップを刻み、相手守備陣をかわして冷静に左足で流し込んだ。 　先制後は前線からのプレスが効果を発揮。２５分後、武藤の左クロスに、今度はフリーでぴたりと頭を合わせ、追加点を奪った。今大会３試合で３得点。「個人にベクトルを向け、目の前の試合に全力で挑むマインドは変えない」という姿勢を結果で示した。 　守ってはＧＫ前川が前半のピンチを横っ跳びでセーブ。２点をリードした後半には、相手と１対１の窮地でシュートを防ぎ、最後までゴールを守り切った。 　直近のリーグ戦では公式戦１３試合ぶりの敗戦を喫しただけに、流れを変える大きな勝ち星。５試合を残し、吉田監督が「早く決めた方が絶対にいい」と語る１次リーグ突破に前進した。