2年後の定年で住宅ローンが「完済」します。老後破産を避けるには定年後「持ち家」と「賃貸」どちらにすべき?
老後破産を避けるには「持ち家」と「賃貸」どちらがいい?
家賃支払いがない分、定年後の月々の住居負担は「持ち家」の方が少ない可能性があります。賃貸住宅を借りる場合に賃貸料が高い場合や、持ち家の固定資産税評価額が比較的低い場合などは、特にそういえるでしょう。 一方、持ち家の老朽化が進んでいるせいで定期的に修繕が必要だったり、後々リフォームで多額の費用がかかることが予想されたりする場合、長いスパンで見たときの維持コストは賃貸と大差ない場合が考えられます。 このようにコストを単純比較することは難しく、持ち家と賃貸どちらがいいかは一概に言い切れません。強いていうならば、以下のような判断もできるかもしれません。 ・家の状態が比較的よく税金や修繕費などを十分払っていけるのであれば、持ち家 ・大規模な修繕が想定されリフォーム資金の確保が容易ではないのであれば、売却して賃貸に住み替え
定年後の収支バランスや住居状況を考えて持ち家の是非を判断しよう
持ち家にするか、持ち家を処分して賃貸に引っ越すか考える際は、定年後の家計収支バランスや、住宅関連費用が月々また長いスパンでどれくらいかかるかを考慮する必要があります。 単純に考えるならば、持ち家のほうが毎月の出費をおさえやすく、老後破産を避けやすいといえるかもしれません。とはいえ持ち家の状態によっては、将来的にまとまった額のリフォーム代がかかって大きな負担を被るおそれがあるため、さまざまな角度から老後の生活設計を立てることが大切といえるでしょう。 出典 総務省統計局 家計調査報告【家計収支編 〕2023年(令和5年)平均結果の概要(17.19ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部