フォロワー700万超のサウジの“大物”、井上尚弥に期待「世界のヒーロー」 スポンサー契約締結
サウジ現地へはプライベートジェットで移動
サウジアラビア最大のエンターテインメントフェスティバル「リヤド・シーズン(Riyadh Season)」は4日、プロボクサーで世界4団体スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥とスポンサーシップ契約を締結したことを正式発表した。 【写真】プライベートジェットでサウジに移動する井上尚弥 井上は今回の契約により今後出場する全ての公式戦において「リヤド・シーズン」のロゴをトランクスのベルト部分に掲げることが決定。このトランクスが初披露されるのは12月24日に日本で開催される、IBF&WBO同級1位のサム・グッドマン(オーストラリア)との防衛戦を予定している。 また本契約は、2025年に迎えるサウジアラビアと日本の外交関係樹立70周年を祝うとともに、両国のスポーツおよびエンターテインメント分野での文化交流をさらに深める役割も期待されている。 調印式が行われたのはサウジアラビアの総合娯楽庁(GEA)のトップを務めるトゥルキ・アル・シェイク長官のオフィス。トゥルキ長官はXのフォロワー数700万人超の大物だ。井上はプライベートジェットでサウジアラビアへ向かったという。 トゥルキ長官は井上に対し「私と井上選手は、2025年のビッグサプライズに向けて、サウジアラビアと日本の外交関係70周年を象徴する関係を築いていこうと協議してきました。彼は史上最強のファイターであり、日本だけでなく世界にとってのヒーローである彼をリヤド・シーズンのアンバサダーとして迎えられることをうれしく思っています」と、大きな期待を寄せていた。 井上は、「これまで僕の試合を見ていただいたことをとてもうれしく思っていますし、今回の契約をきっかけに今後サウジアラビアで試合をすることは、自身のキャリアにとっても非常に楽しみなものになってくると思っています」と、その期待に応えるように強い意気込みを語った。
一問一答「キャリアの佳境に非常に楽しみな契約」
以下、一問一答。 ――契約が合意に至った現在の心境はいかがですか。 「キャリアの佳境に差し掛かってくるタイミングでこのような契約が結べたことは、自分自身の新たなモチベーションにもなると思っているので、非常に楽しみな契約だと捉えています」 ――今回の契約でリヤド・シーズンのアンバサダーという肩書きが付きますが、今後世界のリングで戦う上で、どのような効果や影響があると感じていますか。 「自分自身のボクシングに対する考え方もまた少し変わってくると思うので、そういった意味でも、日本や海外のリングでまた違った自分を見せていきたいと思っています」 ――井上選手が持つリヤド・シーズンのイメージはいかがですか。 「限られた選手しか辿りつかない場所だと思っていますし、誰しもが行けるステージではないと思っています」 ――今回の契約締結をきっかけに、今後サウジアラビアで試合を行うことについてどうお考えですか。 「今年はすでに他の試合が決まっていますし、来年またどうなるかはわかりませんが、タイミングが合えば是非サウジアラビアに来て試合をしたいと思っていますし、自分はその期待に応えるだけだと思っています。そして、これまで同様に日本の皆さんの前で披露しているパフォーマンスを、サウジアラビアの皆さんにもお見せするだけだと思っています」
ENCOUNT編集部