ジミヘン、ジャニス、オーティスらの名演が4Kレストアで甦る。「MONTEREY POP モンタレー・ポップ」予告編
1967年6月にサンフランシスコ郊外で行われた大規模ロックイベント〈モンタレー国際ポップフェスティバル〉を収めた「MONTEREY POP モンタレー・ポップ」が、3月15日(金)より渋谷シネクイント、立川シネマシティほかで全国順次公開。予告編が到着した。 「MONTEREY POP モンタレー・ポップ」予告編 チャリティ・イベントとして3日間行われ、20万人以上を動員した同フェスティバル。69年のウッドストック・フェスティバルに先立つ“記念碑”として語り継がれてきた。
ママス&パパスが『夢のカリフォルニア』、サイモン&ガーファンクルが『59番街橋の歌』、ジェファーソン・エアプレインが『ハイ・フライング・バード』を歌い、さらにエリック・バードン&ジ・アニマルズ、ザ・フー、ラヴィ・シャンカールなど豪華メンバーが登場。 とりわけ注目すべきは、24歳のジミ・ヘンドリックスの冴えわたるギタープレイ、同じく24歳のジャニス・ジョプリンの圧巻のボーカル、そして25歳のオーティス・レディングの絶頂期パフォーマンスだ。ジミ・ヘンドリックスとジャニス・ジョプリンはこの3年後にドラッグの過剰摂取で他界。オーティスはこの半年後に飛行機事故で亡くなった。 4Kレストアで生まれ変わった映像と音響で、伝説を目撃したい。
なお1月25日(木)には、渋谷シネクイントで特別先行上映を実施。上映後には、立川直樹氏(プロデューサー)とジョージ・カックル氏(音楽プロデューサー、ラジオパーソナリティなど)を招いたトークショーが行われる。
〈コメント〉
あらためて映画というのは素晴らしいメディアだと思った。 「モンタレー・ポップ」が、56年以上経った今、見せてくれるロックの本物のスピリットと夢。これはもう“宝物”だ。 ──立川直樹(プロデユーサー/ディレクター) 1967年夏は「サマー・オヴ・ラヴ」、サン・フランシスコを中心にポピュラー音楽に革命が起きる転換点でした。 そのまだ混とんとした様子を生々しく捉えたのが「モンタレー・ポップ」です。 コンサート映画というより文化現象の記録として見るとその歴史的価値がよく分かると思います。 ──ピーター・バラカン(ブロード・キャスター) これはロックの歴史上のキーポイントになる音楽フェスだ。 白人ロックの世界で、R&Bのオーティス・レディングが成功を収めたという偉業、ジミ・ヘンがステージを終えた時にギターを燃やすあの有名なシーン、ジャニス・ジョプリンのデビューなど、数々のエピソードの数々が詰まっている。 音もリマスターされて迫力もある。 For any music fan, a must see!! ──ジョージ・カックル(DJ/コラムニスト)