マジックがビッグマンのウェンデル・カーターJr.と2028-29シーズンまで契約を延長、3年総額約87億円
バグナー、アイザックに続く主力メンバーと複数年契約
マジックが、ビッグマンのウェンデル・カーターJr.と契約延長を結んだことを発表した。内容は3年総額5900万ドル(約87億円)と見られている。現在、カーターJr.は4年総額5000万ドル(約74億円)の契約を2年間残しているため、今回の契約で2028-29シーズンまでマジックに在籍することに。 208cmのカーターJr.は、2018年ドラフト全体7位指名でブルズに入団。その後、2020-21シーズン途中にニコラ・ブーチェビッチが絡んだトレードによってマジックに加入した。昨シーズンは、55試合出場で平均25.6分、11.0得点、6.9リバウンドを記録。3ポイントシュート成功率37.4%と、長距離砲も得意なビッグマンとして、プレーオフ進出に貢献した。 マジックは今オフ、カーターJr.以外にもリーグ屈指の若手フォワードであるフランツ・バグナーと5年総額2億2400万ドル(約330億円)、ビッグマンのジョナサン・アイザックと5年総額8400万ドル(約125億円)と契約延長に成功。大黒柱であるパオロ・バンケロの脇を固める主力選手たちの引き留めを行っている。 NBA入り後、サラリーの面でも着実にステップアップを遂げているカーターJr.は、今シーズンでNBA7年目となるがまだ25歳とこれから全盛期を迎える選手。プロ最初の2年間は1試合平均0.7本の試投数と3ポイントシュートは皆無だったが、過去3シーズン連続で平均3本以上とシュートレンジが大きく向上している。 今後の課題としては、キャリア最高が62試合出場で、過去2シーズンも57試合、55試合出場に終わっているように、故障の多さの改善だ。フルシーズン稼働することで、名実ともにマジックのコアメンバーの1人へとステップアップを果たしたい。
バスケット・カウント編集部