降雪シーズン任せた ラッセル車点検
降雪期を前に、JR西日本は1日、鳥取県米子市目久美町の後藤総合車両所米子支所で、ラッセル車の点検作業を報道陣に公開した。6日から試運転を始める。 ラッセル車は全長約27メートル。雪を線路外に押し出す「ウィング」や、レール上の雪をかく「フランジャー」などの除雪装置を備える。点検では担当社員2人が正常に作動するかを確認したり、ボルトの緩みを調べるためハンマーでたたいたりした。 【写真】北海道最北の稚内市と旭川市を結ぶJR宗谷線で、先頭部分に除雪装置を連結したラッセル車が疾走している(北海道名寄市で)
同車両所では米子支所に1両、鳥取支所に2両を25日に配備し、レールの高さを超える積雪が予想される場合に出動する。昨季の出動日数は山陰線が2日、伯備線と因美線が各1日だった。 米子支所の車両管理係、森鉄平さん(27)は「しっかり除雪ができるよう点検した。社員一丸となって今シーズンの雪を乗り越えたい」と話した。