鹿児島県 西郷南洲顕彰新春書き初め大会 のびのびと筆を運ぶ 龍郷町
第19回西郷南洲顕彰新春書き初め大会(龍郷町教育委員会主催)は7日、同町の町体育・文化センターりゅうゆう館アリーナであった。町内の小学生28人、一般2人の計30人が参加。それぞれの課題に沿って、のびのびと筆を運んだ。入賞作品は後日、同町のりゅうがく館で展示される予定。 課題は小学1年が「へび」、同2年が「あさひ」、同3年が「友だち」、同4年が「明るい心」、同5年が「新しい風」、同6年が「将来の夢」、一般は楷書が「玄妙之境(げんみょうのさかい)」、行書が「恵風和暢(けいふうわちょう)」。審査員は徳永由美子さん、備秀朗さん、大島高書道部顧問の迫美咲さんの3人が担当した。開始前に審査員を代表して迫さんが「奄美の子どもたちへもっと書道に携わってほしい。上手に書くことも大事だが、きょうは思いっきり楽しんでほしい」などとあいさつ。同部の部員16人が講師役となり、小学生らに筆の持ち方や書き方などをアドバイス。児童たちは手本を見ながら一筆一筆、慎重に課題に取り組み、各自の文字をしたためた。 審査中に同部による書道パフォーマンスがあり、部員たちが描く様子に小学生たちは目を輝かせていた。
最優秀賞を受賞した赤徳小2年の岩崎星君(8)は「2回目の参加。ひらがなでの課題で筆を使って文字の止める部分や筆の運び方などが難しかったけど、満足できる作品になった」と笑顔を見せた。大島高書道部の山下ひなた部長(17)は「初めて習字に挑戦する子もいて、書に触れる楽しさが伝わったのがうれしかった。アドバイスを聞いてくれて、教えるのも楽しめながらできたのでよかった」と語った。 各賞の入賞者は次の通り。(敬称略) ▽最優秀賞 岩崎星(赤徳小2年)▽優秀賞 青木実李(円小6年)、藤﨑博光(一般)▽奨励賞 二瓶和(大勝小3年) 【小学校低学年】▽金賞 青木友季(円小2年)▽銀賞 伊地知結衣(龍瀬小1年)、山田佳子(大勝小2年)▽銅賞 堂園侑永(大勝小1年)、楠元花英(秋名小1年) 【同中学年】▽金賞 辺木湊大(龍郷小4年)▽銀賞 正親すみれ(龍郷小3年)、濵﨑はな(大勝小3年)▽銅賞 楠元杏(秋名小4年)、南光凉(戸口小3年) 【同高学年】▽金賞 碇山月子(龍瀬小6年)▽銀賞 山口莉央(戸口小6年)、山田佳蓮(大勝小6年)▽銅賞 辺木碧音(龍郷小5年)、正親一之助(龍郷小5年) 【一般】▽金賞 堂園和歌子