山本舞香、平祐奈らが朝ドラ初出演 『おむすび』新キャストに相武紗季、松井玲奈ら
橋本環奈が主演を務めるNHK連続テレビ小説第111作目『おむすび』に、山本舞香、平祐奈、小手伸也、相武紗季、水間ロン、松井玲奈、田畑志真が出演することが発表された。 【写真】「2007年 再びの神戸」編に出演する新キャスト 2024年度後期、NHK大阪が製作を務める本作は、平成・令和を舞台にしたオリジナル作品。“ギャル”だった主人公が栄養士となり、現代の抱える問題を解決していく。脚本は『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(日本テレビ系)、『正直不動産』(NHK総合)などの根本ノンジが担当する。 平成の始まる日に生まれた主人公・米田結は、生まれてから福岡・糸島に移り住むまでの約6年間を神戸で過ごし、さくら通り商店街にある理髪店を営む神戸の自宅で1995年1月17日を迎える。結やその家族、周りの親しい人々は、大きな震災を体験し、その経験が彼女の運命を大きく変えていく。2025年1月17日、阪神・淡路大震災発生から30年を迎えるにあたり、『おむすび』は、阪神・淡路大震災が起きた瞬間とその後を正面から描く。 主人公の米田結役で橋本が主演を務め、結の姉・歩を仲里依紗、結の父親を北村有起哉、“元ヤン”の母・愛子を麻生久美子、祖母・佳代を宮崎美子、祖父・永吉を松平健がそれぞれ演じる。 新たに発表されたキャストは、「2007年 再びの神戸」編に出演する7名。 山本が演じるのは、神戸栄養専門学校の結の同級生・矢吹沙智。高校時代は有名な陸上選手で、当時はまだ珍しい、スポーツ専門の栄養士を目指している。ギャル姿で登校してきた結と、入学初日からぶつかる。 平が演じるのは、同じく神戸栄養専門学校の結の同級生・湯上佳純。開業医の娘で生粋の“お嬢さま”。入学時から「栄養で世界を救う」という高い理想を持つ。普段はものごし柔 らかだが、一度火がつくと止まらない。 小手が演じるのは、同じく神戸栄養専門学校の結の同級生・森川学。不動産会社の元営業マンで、入院をきっかけに栄養士を志す。他の学生との年齢差に戸惑いつつも、過去の経験を通して、仲間に新たな気づきを与えることも。 相武が演じるのは、神戸栄養専門学校の結たちの担任教師・桜庭真知子。管理栄養士の資格を持つ。優しい瞳の奥に、栄養士として譲れない信念を持つ。「試しにやってみよう」が 口癖のキャラクターだ。 水間が演じるのは、調理実習担当講師・石渡常次。丁寧な口調だが、指導は厳しく、学生たちに基礎の大切さを徹底的に教えていく。 松井が演じるのは、結の姉・歩(仲里依紗)の友人・相原三花。通称・チャンミカ。元町の古着店「ガーリーズ」の店主として、神戸のギャル文化を支えている。 田畑が演じるのは、さくら通り商店街でパン屋を営む美佐江の娘で、結の幼なじみ・佐久間菜摘。母譲りの明るい性格で、ギャル姿で神戸に戻ってきた結を優しく出迎える。 なお、山本、平、水間、田畑は、本作が朝ドラ初出演となる。 コメント ●山本舞香(矢吹沙智役)※連続テレビ小説初出演 今回、『おむすび』に参加させていただけること、とてもうれしい気持ちでいっぱいです。現場は環奈を筆頭にとても明るくてすてきな現場です。スタッフの皆さまも関西の方が多くて、会話を聞いているだけで面白いなぁと思いながら撮影させていただいております。沙智をしっかり演じさせていただきます。 ●平祐奈(湯上佳純役)※連続テレビ小説初出演 佳純は私と同郷。関西弁でお芝居ができるのがうれしくて、元気で明るい結ちゃんをはじめ周りの皆さんにパワーをもらいながら楽しく撮影をしています。専門学校編では、個性豊かな仲間たちと立派な栄養士さんを目指します。強い信念と私個人としてもギャルマインドを持って、佳純や作品と向き合えるよう、初の朝ドラ出演を全力で楽しみます! ●小手伸也(森川学役) 今回同じ学校の同級生とはいえ、橋本環奈さん、山本舞香さん、平祐奈さんに挟まれて小手伸也がいる状況は、現場の皆さんをもってしても困惑を隠しきれないようで(笑)、正直僕自身も役づくりが不要なほど、落ち着けていません。そんな違和感を笑いとして、あるいは多角的な物語の視点として楽しんでいただけるよう、引き続き“自然に”頑張りたいと思います! ●相武紗季(桜庭真知子役) 『おむすび』の出演が決まったときは、久しぶりに朝ドラの撮影に参加できることをうれしく思いました。教師役ではありますが、生徒役の出演者の方々の熱意にいい刺激をいただきながら、とても楽しく撮影に参加しております。元気が出て前向きにしてくれる『おむすび』をぜひ楽しんでください! ●水間ロン(石渡常次役)※連続テレビ小説初出演 初めて朝ドラに出られることが、すごくうれしいです。しかも地元の大阪制作なので、なおさらです。僕自身、ヒロインの結とは同じ平成元年生まれで、5歳のことながら鮮明に覚えている阪神・淡路大震災のことなど、同じ時代を生きた彼女と、時間を共にできることが今から楽しみです。 ●松井玲奈(相原三花役) 朝ドラ×ギャルという設定に最初は驚きましたが、食を通して人の力になりたいと奮闘する結ちゃんの姿が彩り豊かに描かれ、心惹ひかれました。チャンミカは古着店で働く歩の友人という役どころ。平成にギャルになれなかった私も、ヘアメイクに背中を押してもらい楽しくギャルを演じています。現場でも「チャンミカ」と呼んでもらえるのが、ギャルっていう感じがしてうれしいです。 ●田畑志真(佐久間菜摘役)※連続テレビ小説初出演 朝ドラに出演することは私の目標の一つだったので、お話をいただいたときはとてもうれしく、真っ先に家族に報告しました。私が演じる佐久間菜摘は明るく、楽観的な性格なので、結ちゃんや視聴者の皆さんが元気になるような、癒やしを与えられる存在になれたらうれしいです。一つ一つを丁寧に、精いっぱい、菜摘として生きていきたいと思います。 ●宇佐川隆史(制作統括) 幼い頃に住んでいた“懐かしい気持ち”と、復興後に初めて訪れる“新たな気持ち”。その両方をもって、結は神戸へと戻ってきます。 ギャルマインドを持った結が、新たな価値観とぶつかり合い、さらに人生を豊かにしていく「再びの神戸」編。“個性の豊かさ”が重要なこの章で、その存在を十二分に発揮できる出演者の皆さんに、光栄にも今回演じて頂くことができました。 結の同級生となる矢吹沙智は、その口ぶりや態度から一見冷淡に見えますが、実は熱い志をもった人物。演じて頂く山本舞香さんは、本当に真っすぐで真摯な方。神戸ことばをはじめ、見えない所でたゆまぬ努力をするその姿に感動し、一本気な沙智役を託せてよかったと心から思っています。 一方、生粋のお嬢さま・湯上佳純もまた、大きな理想を持つ人物。平祐奈さんは、普段はものごし柔らかな方ですが、話せばすぐに強い芯を持っていらっしゃることが分かります。平さん自身の姿は、まさに佳純に通じるところがあり、個性の違う結・沙智とのやりとりは、本当に見ていて楽しいです。 そして、同級生でありながら、年齢も性別も経験値も全く違う人物が、小手伸也さん演じる森川学です。『なつぞら』でご一緒した頃から感じていた“愚直”とも言える素敵なお人柄に魅せられ、若い人に囲まれ奮闘する森川役をお願いしました。人は何歳からでも立ち上がれる、という姿を、一緒に見守ってください。 そんな学生たちを見守る先生役を演じるのが、相武紗季さんと水間ロンさん。この“見守る”ということを大切に描いていきます。見守るにもさまざまなやり方があると思います。人が成長する時、何が必要なのか。相武さんには、「まずやってみようよ」という一歩目の大切さを。水間さんには、物事を行う上での大切な基礎を、先生という立場で、“人生の先輩”としても演じて頂きます。 新たな出会いもあれば、昔懐かしい出会いも……神戸の旧友の存在です。結の姉・歩の旧友でもあり、神戸のギャル文化を支えるチャンミカ役に、松井玲奈さん。そして結の幼なじみ・佐久間菜摘役には、田畑志真さん。松井さんには、ギャル文化の華やかさと神戸の品格を。田畑さんには、ご自身が持つ天真爛漫さをまさしく体現して頂きます。
リアルサウンド編集部