パリ五輪、性別騒動の選手決勝へ ボクシング女子
【パリ共同】パリ五輪のボクシング女子で性別を巡る騒動の渦中にいる66キロ級のイマネ・ヘリフ(アルジェリア)が6日、準決勝に勝って決勝に進出し、銀メダル以上が確定した。試合後に「論争については何も言わない。ベストを尽くすことが重要。私には才能があるということを自分でも分かっているから」と話した。 準決勝はジャンジェン・スワンナペン(タイ)と対戦し、5―0の判定で完勝した。9日に金メダルを懸けて楊柳(中国)と闘う。 ヘリフは国際ボクシング協会主催の昨年の世界選手権で性別適格検査で不合格となったが、国際オリンピック委員会は「パスポート上は女性で問題はない」との見解を示している。