平田勝男新2軍監督、新ファーム施設を視察「1部屋、1億円でも買いたい」
阪神・平田勝男新2軍監督(65)が14日、尼崎市で来年3月開業予定の新2軍施設「ゼロカーボンベースボールパーク」の建設工事現場を訪問し、球団施設を見学した。 【イメージ図】2025年に開業する阪神2軍のベースボールパーク「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」 メーングラウンドに足を踏み入れると、「さすが阪神園芸やね、芝なんか完璧やん!」と、甲子園と変わらない広大な景色に大興奮。約3600席に加えて外野にも800人収容が可能となることを聞くと、「外野も入れるの?近本なんか出さなあかんやん。1番・近本で!」と、新施設1年目を盛り上げていくプランを、“ジョーク交じり”に明かした。その後は球場外にある練習場や室内練習場、独身寮が入った球団施設なども見学し、「1部屋、1億円でも買って、老後はここで選手たちをずっと上から見て過ごしたいね。そのぐらい」と充実度に驚嘆した。 若虎の拠点を「ゼロカーボン―」に移しての〝初代監督〟となることには「うれしいよ。ありがたいし、幸せ」と身が引き締まる思い。「完成が待ち遠しいというか、見ただけでワクワクしてくるし、ここでどういうスターが生まれるか、というのが非常に楽しみになってきましたね」と期待感を募らせる一方で、室内練習場内に設置される6レーンが敷かれたブルペンや、ボールが自動で回収される打撃練習場など、練習環境が十分に整うことを受けて「居心地が良くなっちゃいかん。そこだけは選手たちにしっかりとハッパをかけて(いきたい)」。今季のヘッドコーチから鍛錬の場へと復帰することとなるが、新施設でも明るく厳しく、育成に手腕を発揮するつもりだ。