鎌田が出場停止の中でアストン・ヴィラから2ゴール さらに怪しくなってきた鎌田の序列はどうなる「ビルドアップが遅くなっている問題の一因」
21歳のデベニーが得点を決めた
まだ苦境は続いているが、クリスタル・パレスは24日に行われたプレミアリーグ第12節でアストン・ヴィラ相手に2-2で引き分けた。好調アストン・ヴィラから勝ち点1を奪えたのは収穫と言えるが、やや複雑なのが日本代表MF鎌田大地の立ち位置だ。 [動画]鎌田不在の中クリスタル・パレスはアストン・ヴィラと2-2ドロー 鎌田は今夏にクリスタル・パレス入りしており、チームを指揮するオリバー・グラスナーはフランクフルト時代に鎌田と一緒に仕事をした人物だ。鎌田の獲得はグラスナーの願いだったが、鎌田は初のプレミアリーグでかなり苦しんでいる。 今回チームはアストン・ヴィラと2-2で引き分けたが、鎌田は前節のフラム戦で一発退場処分を受けて出場停止中だった。鎌田の代わりには21歳と若いMFジャスティン・デベニーが入り、そのデベニーが得点を記録。デベニーの活躍により、鎌田のポジションはさらに怪しいものになったと言える。 鎌田の出場停止処分は3試合続くため、まだ試合に出ることができない。『The Athletic』はこの期間にチームのスタイルを変えるべきと主張しており、鎌田の序列がどうなるか読めないところがある。 「鎌田の出場停止は次のニューカッスル戦、イプスウィッチ・タウン戦にも適用される。これはパレスにとってやり方を変えるチャンスだ。今夏に加入した鎌田は司令塔としてインパクトを残すことができず、ビルドアップが遅くなっている問題の一因だ」 鎌田にとっては痛すぎる出場停止期間となるが、この3試合でクリスタル・パレス攻撃陣の形はどう変わるのか。チームの今後を左右する3試合となるかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部