大谷翔平、左肩の関節唇損傷が判明…手術成功、ロバーツ監督「普通ならギブアップ、彼は片腕でプレー」…来季の投手復活に影響?
ドジャースは5日、大谷翔平がワールドシリーズで亜脱臼した左肩の関節唇損傷を修復する関節鏡視下手術を受け、成功したと発表した。当初、ロバーツ監督は「亜脱臼」以外に損傷などはなかったと説明していたが、やはり、軽症ではなかった。ロバーツ監督はワールドシリーズが終えた後、「彼は片腕でプレーしていた。たいていの選手ならおそらくギブアップするだろうが、彼は出場を諦めるつもりはなかった」と語っていた。 ◆大谷翔平、真美子夫人&デコピンとの“世界一”3ショットを披露【写真】 大谷はヤンキースとのワールドシリーズ第2戦で盗塁の際、左手をついてのスライディングで左肩を「亜脱臼」。病院で診察を受けた後、ニューヨークでの第3戦以降も強行出場を続けた。本人は第3戦の試合後、手術について「そこまでの話はしていない。今季が全部終わった後、それなりに検査をしていい状態なのか。今の段階では問題ないんじゃないか」と話していたが、手術を受けるに至った。 球団によれば、来季のスプリングトレーニングには間に合う見込み。ただ、来季は投手復帰が予定されるシーズン。今季は遠投などは実施したが、本格的に打者を立たせてのライブBPなどはやっていないと見られる。オフに左肩のリハビリなども加わるとなれば、投手復帰が少し遅れるのではないかという懸念もある。 来季は、3月18、19日に東京でカブスと開幕シリーズを行う。大谷はシーズン中に「(開幕で投げる)そのくらいのクオリティーでキャンプを迎え、そのくらいの信頼感で送り出してもらえるのが、自分にとっても自信になる。必ずしもそこを目標にする必要はないと思うが、そのクオリティーで投球できる状態で迎えたい」と意欲を見せていた。
中日スポーツ