無免許で死亡ひき逃げ、19歳男を危険運転致死などの罪で起訴 特定少年として氏名公表、大津地検で初
滋賀県彦根市で10月、新聞配達員の男性(69)が無免許運転の車にひき逃げされて死亡した事件で、大津地検は25日、自動車運転処罰法違反(危険運転致死)などの罪で、滋賀県豊郷町の無職の男(19)を起訴し、氏名を公表した。裁判員裁判で審理される見通し。 【写真】19歳の容疑者が逮捕された時の第一報 2022年施行の改正少年法で起訴後の実名報道が可能となった18、19歳の「特定少年」に当たり、大津地検が氏名を公表したのは初めて。地検は「重大事案であり、地域社会に与える影響が深刻であることを考慮した」と理由を説明した。認否は明らかにしていない。 起訴状によると、少年は10月30日午前5時55分ごろ、彦根市内で無免許で乗用車を運転中、赤信号を無視して交差点に進入し、新聞配達員の男性が運転するバイクと衝突。男性を死亡させ、そのまま逃げたとしている。