【73歳人気YouTuberに聞く】夏の車中泊成功の秘訣「快適な寝床環境」を作るポイントは通気にあり
■ポータブル電源は、大容量タイプがおすすめ
初めて車を持った頃からなので、車中泊歴は50年以上になりました。これまでトラブルらしいトラブルはありませんが、北海道旅行中にポータブル電源の残量が初めてゼロになったことがあります。 富良野あたりにいた時のことです。食事をしてから道の駅に着いて、そろそろ仮眠しようかという時に冷蔵庫が冷えていないのに気がつきました。バッテリーを見ると残量がゼロになっていて、これはよくないなぁと。すでに夜の10時を回っていましたが、気になったままでは寝られないので、そこから2時間ほど走って充電しました。北海道は信号も少ないので一般道でも快適に移動できますが、この時は夜だったし、土地勘がなくて道もよくわからなかったので高速道路を使いました。充電のために、思わぬ出費です。 不注意でそんなことはありましたが、ポータブル電源は本当に扱いが簡単なので、車中泊やキャンプが好きなら持っていて損はありません。これから購入する人には、大手メーカーの容量が大きいものをおすすめします。意外と値が張るので躊躇しますが、聞いたこともないようなメーカーの安価なモデルのなかには、中古のバッテリーを使っているものもあるという噂話を聞いたこともあります。容量は使用する電化製品の消費電力をカバーできればいいのですが、一酸化炭素中毒の心配がないIHヒーターなどはやはり便利です。大容量のバッテリーなら、そうした消費電力が大きい家電も気兼ねなく使えます winpy-jijii(ウィンピージジイ) 1950年(昭和25年)生まれ。同じくアウトドア好きの奥さんとの思い出を残すため、定年退職後にYouTubeをスタート。現在はチャンネル登録者26万人(2024年1月時点)の人気チャンネルに。キャンプ歴50年の経験に基づくノウハウだけでなく、常に新しい遊びにチャレンジする姿勢が支持を集めている。著書に『いくつになっても遊び続ける』(KADOKAWA刊)など。 https://www.youtube.com/@winpyjijii @jijii_70 後藤武久(ごとうたけひさ) フリーランスフォトグラファー。出版社の撮影部に8年間所属しアウトドアやバイク、料理撮影などあらゆる撮影を経験したのちに独立。現在は、主にアウトドア関連のメディアで活動中。ANSP(日本スポーツ写真協会)会員。 https://tgoto.myportfolio.com @studio_yumejiro
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