挑戦を表明する朱里（右）と鹿島沙希

　女子プロレス「スターダム」の「ゴッズアイ」に所属する朱里（35）＆鹿島沙希（31）が、因縁の極悪軍団「H．A．T．E．（ヘイト）」へ反撃開始だ。 　7月23日後楽園大会のゴッデス王座戦で、朱里と同王座を保持していた小波が試合中に造反し、極悪軍団に復帰。同王座もヘイトの渡辺桃＆テクラに奪われたことから、ユニット同士で抗争を繰り広げてきた。 　14日のエディオンアリーナ大阪第1競技場大会では朱里＆鹿島＆レディ・Cが、ヘイトの渡辺＆テクラ＆小波と激突した。 　奇襲攻撃を仕掛けられたゴッズアイは、鹿島が渡辺＆テクラから集中攻撃を浴びて劣勢に。だが、テクラに顔面を踏みつけられた鹿島は激怒し、エルボー連打からのフロントハイキックで反撃だ。 　10分過ぎ、小波を捕らえた朱里と鹿島が蹴りのサンドイッチ攻撃をお見舞いし流れを一気に引き寄せる。だが次の瞬間、朱里のハイキックがレフェリーに誤爆。レフェリーが倒れ込んだことに気がつかなかった鹿島は小波を起死回生で丸め込んだが、カウントされず…。最後は渡辺にバットで殴られた鹿島が、小波のバズソーキックをくらい3カウントを献上した。 　試合後、鬼の形相の朱里がマイクを持ち「ヘイト…渡辺、テクラ！　まずはお前らの持ってるゴッデスのベルト、沙希と一緒に取り返すからな！　そして小波、お前はその後だ。首を洗って待っておけ！」と挑戦を表明。王者組も受諾し、両チームの王座戦が決定的になった。 　バックステージで朱里は「ヘイトにいいようにされて悔しい。私はキツイ時に沙希に助けられて本当に感謝している。今度はあの奪われたベルトを沙希と一緒に巻きたい。沙希に言わないまま、リングの上で（挑戦することを）言っちゃったけど、沙希はどう？」と問いかけた。 　涙を流す朱里に、鹿島は「何でそんな弱気なこと聞いてくるんですか？　自分は朱里さんにどこまでもついていくって言った。一緒に（ゴッデスを）取りにいきましょうよ」。やる気を出した鹿島に注目だ。