張本は強敵相手に好勝負を演じたが、あと一歩が及ばなかった(C)Getty Images

　悔しさの残る敗戦だ。 　現地時間8月9日、パリ五輪卓球男子団体の3位決定戦がパリ南アリーナにて行なわれ、東京大会銅メダルの日本は、開催国フランスに2-3で惜敗。第2試合のシングルスでは、世界ランク9位の張本智和が同5位フェリックス・ルブランとのエース対決に臨むも、ゲームカウント2-3（13-11、4-11、11-9、6-11、10-12）で逆転負けを喫した。 【画像】エアコンなしの質素なデザイン？ パリ五輪選手村の全容をチェック 　勝負どころで決めきれない場面が目立った張本。試合後、中国ポータルサイト『捜狐』は、「最終ゲームにもつれ込んだこの一戦は、張本が10-7で3本のマッチポイントを握るも、そこから5連続失点で逆転を許した」と内容を報じ、「記録によれば、彼が今大会フルゲームで逆転負けを喫するのは、これで3度目だ」と反応している。 　現地1日のシングルス準々決勝では、同種目金メダルの樊振東（中国）に3-4（11-2、11-9、4-11、7-11、11-4、7-11、7-11）で敗北。さらに現地7日の団体準決勝では、アントン・ケルベリ（スウェーデン）との第5試合に2-3（11-5、11-5、7-11、7-11、9-11）で敗れ、今回のルブラン戦も3本のマッチポイントを活かせなかった。 　また別の記事では、「張本が3種目でメダルなしに終わっている」と見出しを打ち、今大会の結果を速報。メダル獲得が有力視された早田ひなとの混合ダブルスも初戦敗退に終わっている張本だが、この成績を踏まえた同サイトは、「今大会3種目に出場した張本だが、残念ながら何も成果をあげることができなかった」と強調している。 　あと一歩のところで表彰台に届かなかった日本。男子団体でメダル獲得を逃すのは、準々決勝敗退のロンドン五輪以来だ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]