Hakubiからマツイユウキ脱退
Hakubiのマツイユウキ(Dr)が、8月31日をもってバンドを脱退していたことが明らかになった。 【写真】マツイユウキ 今後Hakubiはサポートドラマーを迎える形で活動していく。マツイの脱退発表にともない、各メンバーのコメントも公開された。 マツイは脱退の理由について、「Hakubiをもっと良くしたいという意識のメンバー間のズレによるもの」と説明し、メンバーに向けては「2人の意見を自分だけがうまく飲み込めずとても振り回していたと思います。改めて、本当にごめんね」とコメント。今後については「なにも決まっておりません。新たに自分が情熱を注げるものを探し見つけていけたらと思っております。それが音楽なのかも分かりません。またいつか皆様に良い報告ができますように」とつづっている。 片桐(Vo,G)は「逃げるようにやってきた京都が大切な場所になったのも、間違いなくマツイのおかげでした。本当に感謝しています。マツイがいたから今のわたしがいて、今のHakubiがあります」、ヤスカワアル(B)は「このバンドを立ち上げ、共に歩んでくれた彼に、心からのリスペクトを送りたいと思います。本当にありがとう」とそれぞれがマツイに感謝を表明。なおヤスカワアルは「こうした話し合いは1年以上前から行われており、一時の感情や衝動的な判断でこの結果に至ったわけではないことをご理解いただければと思います。要するに、これは喧嘩別れではないということです」とも記している。 ■ マツイユウキ(Dr)コメント 日頃からHakubiを応援してくださってる皆様、関係者の皆様へ 突然の報告で大変申し訳ございません。 この度、私マツイユウキはHakubiを脱退することになりました。 理由としては、Hakubiをもっと良くしたいという意識のメンバー間のズレによるものです。 "バンド"というものの定義は人それぞれだと思います。 2人の意見を自分だけがうまく飲み込めずとても振り回していたと思います。 改めて、本当にごめんね。 日頃から応援していただいていたファンの皆様。 こういった理由、形でHakubiから離れることを大変お詫び申し上げます。 最後までステージの一番後ろからメンバー含め全ての景色を見届けたかったです。 バンドというものに、初めて触れ感じた初期衝動を自分もプレイヤーになり表現する側になりたいという一心で7年間続けてこれました。 憧れ続けていたあのバンドみたいに自分もなりたいと。 そしてあの頃の自分のように僕、私もバンドやりたいって思わせたいと。 活動してきた7年間で少しはその憧れのバンドの背中に近づけたかなと思える瞬間がありました。 本当に嬉しかった。めちゃくちゃ青春できました。 ありがとうございます。 最後に、自分がHakubiに居続けてきた中で出会ってくれた全ての関係者の皆様、大変お世話になりました。 現場が一緒になったら絡んでくれる先輩方 自分が路頭に迷った時、かっこいいライブでケツを叩いてくれた仲間達 こんな自分でも一先輩として慕ってくれた後輩達 まだ何も返せていないのにバンドシーンから退くことをお許しください。 同じ時代に自分もバンドできてよかったです。 昨今マイナスなニュースが多い中、自分もこういう文を綴る日が来るとは思わなかったです。 今後のことはなにも決まっておりません。 新たに自分が情熱を注げるものを探し見つけていけたらと思っております。それが音楽なのかも分かりません。 またいつか皆様に良い報告ができますように。 これからもどうかバンドが輝く瞬間はステージの上だけでありますように。 ■ Hakubi コメント □ 片桐(Vo,G) いつもHakubiを応援してくださっている皆さん、突然の発表となってしまい申し訳ありません。 人付き合いに自信がなくて、大学のフォークソング部で1人アコースティックギターを弾いていることが多かった私を、この世界に連れてきてくれたのは間違いなくマツイで、逃げるようにやってきた京都が大切な場所になったのも、間違いなくマツイのおかげでした。本当に感謝しています。マツイがいたから今のわたしがいて、今のHakubiがあります。 お互い心をすり減らしてHakubiのことを考えることも少なくありませんでしたが、あげればキリがないほど、たくさんの良い思い出があります。救われてきた場面ばかり思い出します。 大切な友人であることは今後も変わらず、彼の幸せを心から願っています。 今回の発表で悲しませてしまい本当にごめんなさい。 さらに強くなった私たちでまた皆さんに会えるよう走り続けます。 これからもHakubiをよろしくお願いします。 □ ヤスカワアル(B) この度、マツイがHakubiを離れることになりました。 まず大前提として、マツイがいなければ今の自分は存在しておらず、それは片桐も同様だと思います。2017年にマツイからHakubiに誘われたことで、“普通”とは少し違う生き方に足を踏み入れるきっかけを与えてくれたのは、間違いなく彼でした。 このバンドを立ち上げ、共に歩んでくれた彼に、心からのリスペクトを送りたいと思います。本当にありがとう。 突然の発表となり、多くの方に動揺を与えたことと思います。自分の視点になりますが、音楽の方向性を巡って少しずつ溝が生まれていたように感じます。その溝は、ある人にとっては問題ない程度のものかもしれませんが、別の人にとってはそうではなかったのかもしれません。互いにそれぞれの正義があり、それがいつしか許容できない範囲まで広がってしまいました。 こうした話し合いは1年以上前から行われており、一時の感情や衝動的な判断でこの結果に至ったわけではないことをご理解いただければと思います。要するに、これは喧嘩別れではないということです。 今後しばらくは、サポートドラムの方とともに、片桐と二人で活動を続けていくことになります。今後ともHakubiをよろしくお願いいたします。