【有馬記念】ドウデュース&武豊騎手、大団円のフィナーレへ! キタサンブラック有終V❶枠②番ゲット
有馬記念の公開枠順抽選会が19日、東京都港区の品川プリンスホテルで行われた。秋の古馬3冠を狙うドウデュースは❶枠②番に入った。 いきなりの主役登場に場内がどよめいた。トップバッターとして選ばれたのはファン投票1位のドウデュース。集まったファン、関係者が固唾をのんで見守る中、少しずつ②番が見えてくると、大きな歓声と拍手が湧き起こった。 「正直、もう少し外の方が良かったかな」と苦笑い。「緊張しました。戦法は後ろからになりますし、豊とも『どこでもいい』と話していました」 2年連続で大役を務めた友道調教師はホッとした表情だった。❸枠⑤番だった昨年は後方で脚をため、3コーナーの勝負どころでひとまくり。直線で鮮やかに差し切った。 今年は❶枠②番からのスタート。名古屋大賞典でヤマニンウルスに騎乗して会場には不在だった武豊騎手は、「あんまり内じゃないほうが、と思っていました。いいか悪いかは結果が出ないと。与えられた枠で乗るだけです」。気温5度の寒空の下、昨年より内めの枠を受け止めた。 2017年には同じ❶枠②番キタサンブラックとのタッグで引退の花道を飾った。他では1998年にグラスワンダー、1981年にアンバーシャダイなどが勝利している。 この日のドウデュースは栗東で自厩舎周辺の引き運動からプールへ。18日に追い切った反動もなく、「元気いっぱい」と指揮官は目を細める。天皇賞・秋、ジャパンCを連勝している文句なしの現役最強馬。連覇、そして20年ぶりの秋古馬3冠達成で大団円のフィナーレへ。お膳立ては整った。 ★いきなりドウデュースに驚き 今年の公開枠順抽選会には、スペシャルゲストとして2024JRA年間プロモーションキャラクターの長澤まさみ、見上愛が登場した。ワインレッドのドレスに身を包んだ長澤はいきなりドウデュースを引いて驚きの表情を見せ、「びっくりして落としそうになりました」と笑顔。黒のドレス姿の見上が続けてダノンデサイルを引くと、会場は大きなどよめきに包まれた。