眠らぬ首都の大動脈守る交通管制センター 最新技術と人の「目」組み合わせ 警視庁150年
■事故リスク低減へ
交通管制センターは、事故が多発し「交通戦争」といわれた昭和30年代に前身が誕生し、49年に改称して警視庁の総合庁舎内に完成。平成7年に現在の新橋庁舎に移転した。団体客の見学も事前予約制で受け付けており、修学旅行や企業の研修などで毎年多くの人が訪れるという。
センターの佐野文彦所長は、「渋滞などが発生すると、ドライバーが焦ったり抜け道の生活道路に入るなどして事故のリスクも高まる。円滑な交通環境を推進し、交通安全の確保に今後も取り組んでいきたい」と話している。