【チャンピオンズC】ウィルソンテソーロ小手川師「最高の状態で送り出したい」/一問一答
チャンピオンズC(G1、ダート1800メートル、12月1日=中京)の出走馬関係者の共同記者会見が東西トレセンで行われた。 佐賀で行われた前走JBCクラシックでJpn1初制覇を果たしたウィルソンテソーロ(牡5)を管理する小手川準調教師(52)が出席。昨年12番人気で2着のリベンジへ、意気込みを語った。 以下、一問一答 -前走JBCクラシック制覇 仕掛けのタイミングやコース取りはドンピシャだったので、そこはさすが川田ジョッキーだなというところで、そこにしっかりとついていけたウィルソンも本当に状態よく送り出せたんだなと思っています。 -中3週空いたが調整過程は さすがに20時間かけて佐賀に行ってあれだけの競馬をして、また20時間かけて帰ってきたので、戻ってきた時はさすがに疲れたな、というのが見てとれましたけど、馬体にダメージにあるわけではなくて、純粋な意味での疲労かなという感じだったので、疲労を取ることが先決かなと考えて、そこから立ち上げました。 -1週前追い切りは 1週前の追い切りが本当に素晴らしい動きをしてくれたので、これならJBCの疲れも取れているし、本番に向けてピッチを上げていけるな、という感触を得たので週末も坂路でしっかりと負荷をかけて今週を迎えました。 -当週の追い切りは しっかりと競馬を使ってきていますし負荷はかけてきているので、今週は馬場状態もありますし、フレッシュな状態で競馬を迎えたいということもあったのでそういうイメージで軽く坂路でやりました。 -昨年は12番人気で2着。1年間の成長は あれから1年の間にドバイに行ったり、韓国に行ったりとすごくあの馬にとっても経験値が上がっているので、その辺での精神面の成長というのが一番の成長かなと思います。 -肉体面は 体重面はほとんど変わっていないですが、付くところに筋肉が付いて、去年まではすらっとして芝向きなのかな、というきれいな馬体をしていましたけど、今は本当にダートのオープン馬らしい重厚な筋肉をまとってダート馬らしい馬体になってきたなと思っています。 -レモンポップも参戦して昨年2着のリベンジも レモンポップは間違いなく日本のダート競馬をけん引してきたトップホースの1頭なので、すごく敬意を表していますし、昨年はまざまざとその実力を見せつけられたので、敬意を表しています。調教師の田中博康くんは自分が技術調教師の時に研修で勉強させてもらったりお世話になって、ずいぶん自分より年下ですけど、馬に真摯(しんし)に向き合うところはホースマンとしてすごく尊敬しているので、そういう人馬でこの舞台でまた戦えることは光栄だなと思います。 -田中博師と話すことは お互い勝った時はおめでとう、という感じで。すごく自分も目標にしている調教師でもあるので。あくまでもレモンポップはトップホースなので、そこに胸を借りるだけの状態にはあると思います。 -希望の展開は すごく賢い馬なのでどんな競馬でもできると思います。競馬に行ったら川田ジョッキーなので綿密に入念にすごく準備してくれると思うので、お任せでいいかなと思っています。 -左右の回りに差は 回りも右でも左でも小回りの交流レースでも中央の広いコースでも結果は出しているので、舞台設定に心配はしていません。 -自身にとってもJRA重賞、G1初制覇がかかる そうは言われますけど、未勝利でもたくさん気合が入っている馬はいるので、そのうちの1つだと思って向かっていきます。 -ファンへ これだけトップレベルの戦いをしていると競馬が終わってダメージがあったり、いい状態で持っていこうとするとこちらのリスクも上がって本当にぎりぎりの戦いをしていかなきゃいけないので、一番は無事に出走させる、ということだと思うので、残り4日間を大切にして最高の状態でウィルソンテソーロをレースに送り出したいと思うので、ぜひ当日素晴らしい状態のウィルソンテソーロを見てあげてください。