「外房チアリーディングクラブ」が世界大会出場 地元小中学生が夢の舞台へ
外房地域唯一の競技チアリーディングクラブ「外房チアリーディングクラブCOASTERS’99」が12月21日、いすみ市B&G海洋センター(いすみ市岬町和泉)で発表会を開いた。(外房経済新聞) 【写真】発表会では迫力のある演技を披露 2016(平成28)年に設立された同クラブ。同市出身で15歳でチアリーディングを始めた代表の百瀬咲子さんと同市在住でチア経験のある土屋理江さんが出会い、生徒8人でスタートした。現在は、楽しく体を動かし全身でダンスを楽しむクラスから、大会入賞を目指すクラスまで幅広く開講し、100人以上が在籍する。 競技チアリーディングの大会では、スタンツ(組体操)、タンブリング(バク転等)、ジャンプ、ダンスを組み合わせた演技で、審査点数により順位が決まる。「パープルチーム」は、今年3月に開催された「USA Nationals 全国選手権大会」チアリーディング部門ジュニアレベル2ミディアムで1位を獲得。2025年5月に米国フロリダ州オーランドのディズニーワールドリゾートで行われる「THE SUMMIT」に出場する。 「パープルチーム」は、御宿、いすみ、一宮、九十九里在住の小学5年生~中学3年生の17人のチーム。チアリーディング歴は4年~9年で、設立当時からのメンバーもいる。キャプテンの大原中3年生土屋歩叶さんは「チームみんなで演技を作り上げるところがチアの魅力」と話す。世界大会に向け「自分に勝って1位にふさわしい演技をする」をスローガンに、練習に励んでいる。 発表会では、生徒の家族や支援者、地域住民など約100人が集まった。元気な掛け声と共に演技が始まると、バク転などの連続技や人を高く飛ばす「バスケットトス」など迫力のある動きに「小中学生のチームとは思えない素晴らしい演技」と感動して涙を流す人の姿も見られた。5歳~小学生までの入門クラス「レインボークラス」と、大会入賞を目指す「ブルーチーム」も演技を披露した。 同チームのヘッドコーチを務める土屋さんは「今回出場するメンバーは、世界大会に出場することを自分たちの目標に掲げ、日々練習に励んできた。私たちコーチは生徒たちの自主性を尊重し、思いが実現できるよう指導しているだけ。長年の夢だった世界大会の舞台に立つ子どもたちを応援してもらえたら」と呼びかける。 1月19日に東金市の野球交流事業で演技を披露するほか、2月23日にいすみ市で開催されする「子ども芸能祭」にも出演する。
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