デッキ構築型カードバトルに刺激が欲しい?ならば美女たちが集う新次元『NEOVERSE』に挑んでみよう!【げむすぱローグライク/ローグライト部】
また、『StS』ではゲームをクリアする度に縛りプレイ項目を増やす「アセンション」が20までありますが、『NEOVERSE』にも同様の「超越宇宙」が15まで用意されています。「超越宇宙」を設定して、なおかつ特定の条件を満たした場合にのみ出現するステージ4および真ボス戦も用意されています。
また、本作独自のモードとして「ハンターモード」があります。ゲーム開始時に6枚のカードをトレーディングカードゲームにおける「ドラフト」の要領でピックしてデッキを作り、全20ステージを勝ち抜くもので、以降のカードの入手手段がほぼ商店に限られていることと敵の数が多いことで緊張感があります。また、本モードの未使用資金がそのままハイスコアとなるので、スコアアタックモードとしても楽しめます。
また、本作には極限強化されたボスが登場する「チャレンジモード」もあります。これはメインモードをクリアしたときのデッキとスキル構成をそのまま持ち込み、極限強化されたボス10体のボスラッシュを勝ち抜いていくというものです。ローグライクゲームでいうところの「クリア後持ち込みダンジョン」といったところですね。これは先述した「超越宇宙」のレベル15と比しても難易度が高く、まさに最後のやり込みモードです。各キャラクターごとにこのモードのクリア実績があるので、これをすべて埋めてこそ『NEOVERSE』を極めたといえるでしょう。
その他、ボスを倒して得られる「トロフィー」で購入できる「装備品」によるキャラクターカスタマイズや、さまざまな条件で解禁される衣装集め(Steam版の一部の衣装はDLCで購入)など、『StS』と本作が差別化を図っている点は非常に多いです。
とは言え、ゲームバランス面で本作を『StS』と比べると、やや大味だと感じる人もいるでしょう。よく各ジャンルのゲームの人気の祖となった作品を指して「原点にして頂点」という表現が使われることがありますが、『Slay the Spire』がまさにその言葉にふさわしい、非常にリプレイ性の高い完成度の高いデッキ構築型ローグライトカードゲームであることは否定しません。ですが、筆者はそれでもあえてこの『NEOVERSE』を推したいのです。
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