上條暢嵩が値千金の逆転劇で勝負駆け成功/ボートレース住之江・グランプリ・グランプリシリーズ
ボートレース住之江のSG「第39回グランプリ/グランプリシリーズ」は18日に2日目が終了。トライアル1stの最終戦が行われ、6人の選手がトライアル2ndへと勝ち進んだ。 11Rは1号艇・土屋智則がコンマ11のトップスタートを決め、1Mで即決。2号艇・西山貴浩が差して続いたが、5号艇・上條暢嵩が2周1Mで西山の内を突いて逆転。上條が2着を取り切り、勝負駆けに成功。トライアル2nd進出を決定付ける値千金の大逆転劇となった。上條はレース後、「足に関してはすごく納得のいく状態でレースに行けた。バランスが取れて全体的に良い。ピット離れも少し飛び気味。そこが出ればコースは取る」と話し、今後の勝負に期待を寄せた。11Rからは土屋、上條、平本真之がトライアル2nd進出を決めた。 12Rは1号艇・関浩哉が危なげなく押し切り、早々に独走態勢へ。2号艇・松井繁が差して続いたが、2Mでバランスを崩し転覆するアクシデントが発生。これにより3号艇・菊地孝平と6号艇・定松勇樹が繰り上がる形で浮上した。12Rからは関、菊地、定松がトライアル2nd進出を果たした。一方、松井は公傷により帰郷となった。 3日目からはトライアル2ndへと舞台を移し、賞金ランキング上位6選手の馬場貴也、毒島誠、桐生順平、茅原悠紀、峰竜太、池田浩二が始動。それぞれが2日間みっちりと調整を重ねてきた。レースに行くまでは未知数な部分が多いものの、特訓や試運転、コメントから総合的に判断すると、伸びのトップ級は毒島と馬場か。 桐生は「本当に普通です」と低いトーン。エース機を駆る池田も「特に問題なく走っています。足は普通くらいでターン回りも今のところ問題はない」と淡々と語った。茅原は「抜けていることはないけど雰囲気は出ている」と期待感をにじませ、峰も「まずエンジンから色々やって全部が正解というか、失敗がなかった。タイムが出たし、とりあえず目標の所までは持ってこられた」と感触の上向きをアピールした。
マクール