豊島将之九段（左）と藤井聡太名人

　将棋の藤井聡太名人（竜王、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21）に豊島将之九段（33）が挑戦する第82期名人戦七番勝負第2局が4月23日、千葉県成田市の「成田山 新勝寺」で始まった。シリーズは藤井名人の1勝。初防衛に向けてさらに前進を遂げることができるか、豊島九段が追いつくか。本局の先手番は豊島九段。 【中継】藤井名人VS豊島九段 注目の名人戦第2局（生中継中） 　初防衛を目指す藤井名人と、5期ぶりの復位を狙う豊島九段による注目のシリーズ。第2局は、2004年以来10年ぶりの名人戦開催となる成田市を舞台に争われる。 　10・11日に行われた開幕戦は、後手番の豊島九段は横歩取り模様の力戦へと誘導。挑戦者として、強い踏み込みを見せてペースを掴むと、そのままリードを拡大。一時は藤井名人を追い詰め先勝を掴むかと思われたが、最終盤で豊島九段が選択した一手により逆転。巡ってきた好機をしっかり活かし、藤井名人が勝ち星を手にした。 　幸先の良い先勝を飾った藤井名人だが、同時並行して行われている叡王戦五番勝負では、20日に石川県加賀市で行われた第2局で同学年の挑戦者・伊藤匠七段（21）に敗戦。中2日で豊島九段との名人戦第2局に臨んでいる。移動を伴う上、本局は2日制。超ハードスケジュールをどう攻略するのかも見どころのひとつとなりそうだ。 　持ち時間は各9時間の2日制。本局の先手番は豊島九段。 （ABEMA/将棋チャンネルより）