サンリオが昭和・平成の百貨店“名物催事”を復活、デジタル世代の子どもにあえてアナログ体験「親子で訪れられる場所と思い出を」
■親子で気軽に訪れられる場所が減る今、子どもの笑顔をつくるイベントに救われる
参加は、小学生以下と保護者に限定。8月には大阪・高島屋で開催を予定。そのほか、全国の百貨店などへの巡回も考えている。 「社内では、『1人でも多く集客するには年齢制限はないほうがいいのでは』といった意見もありました。しかし、おかげさまでサンリオのファン層が広がった今、大人のお客さまが集まりすぎてしまったらお子さんに伸び伸びと遊んでいただけない可能性もあります。あくまでお子さんのためのイベントとして、ファンのみなさんにもご理解いただければと思います」 かつての百貨店のように、親子で気軽に訪れられる場所が減っている。小さい子ども連れの場合は、「周囲に迷惑をかけないように」と親が萎縮することさえある有様だ。「親子の思い出作り」という当たり前の幸せもままならない中、未来への投資とファンへの還元に取り組む百貨店とサンリオに、このゴールデンウィーク、救われる親子は多いのではないだろうか。 (文:児玉澄子) (C)2024 SANRIO CO.,LTD. 著作(株)サンリオ