サウナでぶっ倒れた馬鹿に告ぐ、いい歳してサウナでととのってる中年男子は考え直せ!
※この原稿には、サウナに対する罵詈雑言や「馬鹿」という言葉がたくさん出てきます。そういうのがお嫌いな方はご遠慮ください。 【写真】サウナの後、結氷した湖に入る愛好家。心臓に悪そう (山本一郎:財団法人情報法制研究所 事務局次長・上席研究員) 年初来、半年も過ぎてないのに、サウナが理由で友人や取引先さんが病院搬送されるという痛ましい事件が立て続けに3件も起きました。サウナ好きなのは構わないけど、変な入り方をすると死ぬからやめろよと思うんですよね。 共通してるのは、みんないい歳したおっさんであるということです。中年にもなって、酒飲んでサウナでととのってんじゃねえよ。 しかも、運ばれた三者三様、みんな別々の理由で運ばれてるんですよね。一人が王道の倒れ方、サウナからあがってシャワーで汗を流した後、ふらついて倒れて頭を打って救急搬送。 長時間入り過ぎなんだよ、サウナに。しかも、軽く酒を飲んでいたと。馬鹿なんでしょうか。物事には程度ってものがあんだろ。具合悪くなるまで暑がってどうするつもりだったんでしょう。血圧上がり過ぎです。死ぬからやめろよ。 本来サウナってのはちょっと汗かいて気持ちいいねぐらいで出るのが理想と思うんですが、なんで苦しくなるまでサウナの中で粘ってんですかね。死にたがりなんでしょうか。 もう一人は夜勤明けに朝酒飲んで、サウナ行って入った瞬間にぶっ倒れて救急搬送。酒飲んでサウナとかマジでやめろよ。死ぬからやめろよ。 空いてる時間帯で、たまたま他のお客さんがサウナの入り口で倒れているのを発見したから事なきを得ましたが、そうでなければ普通に魂が神の御許に召されてると思います。生きて罪を償え。 そして、最後の一人。
■ 「タオルで熱波を仰ぐの、やめろよ」 この人はサウナで熱波に仰がれて具合を悪くし、一度は歩いてサウナから出た後の帰路で倒れて救急搬送。ひどい頭痛がしたのに歩いて帰ろうとした猛者は脳内出血だったそうですが、何とか意識も回復して元気にしてます。 病状からの快復が早かったのはいいんですが、懲りずに「またサウナ行きたいですね」とかほざいてて静かに寝てろと見舞い中に思いました。どういう気持ちで洋菓子もって病室行ったと思ってるんだよ。もう別の意味で病気じゃねえか。死ぬからやめろよと。 病室で乳児を抱っこした奥さんが泣いてるんです。可哀想すぎて、こっちが泣きそうになったわ。 かくいう私は、頭の血管に持病を持っているので、血圧が大きく上がったままになるようなサウナなんかは禁忌中の禁忌です。長くいたら他の人よりリスク高い、っていうか死んじゃう。サウナには絶対入らない。 だから逆に私が分かるのは、「あっ、サウナってのは健康にいいんじゃなくて、健康度が有り余ってる連中が他所で暴れるよりはサウナでヒットポイント削ったほうが世の中的にも本人的にも健全ってことなんだな」という話です。 それもあって、サウナに入り浸る人たちの気持ちなんてこれっぽっちも分からんのです。 ……が、子どもの水泳スクールついでに水中ウォーキングした後、プールに併設している採暖室に少し入ってると、おっさんがやってきて「なんだよこのサウナ。ぬるいじゃないか」などと言い放つんです。もうブチ切れですね。もう毒され切っている。犯されているんですよ、熱いサウナとやらに。 しまいにはタオルで熱波を送ろうと仰ぎ始める。やめろよ。