「とてもいい機会」教員がお仕事体験 背景に高卒者の”超早期離職”問題も
RKB毎日放送
進路指導を行う高校の教員に企業や仕事の理解を深めてもらおうというイベントが福岡市で開催されました。 【写真を見る】おしごと体験交流会 進路指導を担当する教員が参加 福岡市天神で24日開催された「おしごと体験交流会」には、福岡と佐賀県内の高校21校から進路指導を担当する教員が参加しました。 会場には建設業や飲食業、警備会社など福岡県の企業を中心に9社がブースを設け、参加した教員はクロスの貼り付け作業や建設現場で使われる安全装備、警備会社の無線通信などを体験していました。 参加した教員「求人票をただ見るだけでなくて、実際にお仕事を体験できたのはすごくよかったなと思います。私も勉強になりましたので、これから求人の説明などにも応用できそうな内容でした」 参加した教員「実際に生の声を聞かせていただいて、それを生徒たちに説明してあげることで、より子供たちが身近に感じられる部分が出てくると思うので、非常にいい機会になったかなと思います」 教員を対象にこうしたイベントが開かれるのは、高校生を対象にした企業説明会がほとんどなく、入社1年目に離職する「超早期離職」が大卒者に比べ多いという現状があるからです。 教員に、体験を通して企業の魅力や仕事内容を生徒に伝えてもらうことでミスマッチを減らそうという狙いがあります。 九州内装工事 原田洋介さん「実際に作業してもらって、思っていたより案外簡単にできるなというところと、やってみたところで経験して生徒さんにも勧めやすいということでいい印象がありましたね」 今回のイベントは就職活動の2次応募に併せて開かれたもので、10月4日には高校生のための合同企業説明会も予定されています。
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