「アニメ『鬼滅の刃』柱展 -そして無限城へ-」が開催中! 柱たちの軌跡を辿る―無限城までの活躍、個性、表情、言葉などにフォーカス【レポ】
TVアニメ『鬼滅の刃』の大規模展覧会「柱展 -そして無限城へ-」が現在、東京・京橋に新たに誕生したミュージアム・CREATIVE MUSEUM TOKYOにて開催中です。 【画像全29枚】 本展覧会は、同ミュージアムのオープニングを飾る催しとなるもので、無限城での決戦を控えた今、ここでしか味わえない“柱”体験ができるそう。実際に中に入ってみると、確かに展示を“観る”というよりも“浴びる”という新感覚の体験が味わえました。本稿では、そんな内部の様子をレポートします。 ■『鬼滅の刃』、そして「柱展」とは 『鬼滅の刃』は、集英社「ジャンプコミックス」より全23巻が刊行され累計発行部数は1億5,000万部を突破する、吾峠呼世晴先生によるマンガを原作とするアニメ。家族を鬼に殺された少年・竈門炭治郎が、鬼になった妹の禰豆子を人間に戻すため<鬼殺隊>へと入隊し、鬼との戦いに身を投じる物語を描いています。 ufotableがアニメーション制作を手掛けるアニメは、2019年4月の『テレビアニメ「鬼滅の刃」竈門炭治郎 立志編』を皮切りにシリーズ展開しており、2024年5月より放送された『テレビアニメ「鬼滅の刃」柱稽古編』を経て『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』が三部作で制作されることが決定。人と鬼の切ない物語、鬼気迫る剣戟、魅力的なキャラクター、そして時折描かれるコミカルなシーンが全世界で人気を博しています。 このたび開催される「アニメ『鬼滅の刃』柱展 ーそして無限城へー」は、そんな本作として初めて鬼殺隊最高位の剣士たちである“柱”の水柱・冨岡義勇、蟲柱・胡蝶しのぶ、炎柱・煉獄杏寿郎、音柱・宇髄天元、恋柱・甘露寺蜜璃、蛇柱・伊黒小芭内、風柱・不死川実弥、霞柱・時透無一郎、岩柱・悲鳴嶼行冥にフォーカスするもの。 千年にわたって鬼舞辻無惨と戦ってきた鬼殺隊の想いを繋ぐ、最強の剣士たち。彼ら“柱”9人の魅力に様々な形で向き合い、それぞれの個性や想いに焦点を当て、”柱“の想いと共に無限城へと向かっていく展覧会となっています。 ■『鬼滅の刃』柱たちの個性、言葉、表情などにフォーカスした展示 柱―集結 内覧前に館長の中山三善さんからお話があったのですが、ただ展示を飾るだけでなく「映像にも力を入れている」とのこと。それは受付を通って最初に案内される「柱―集結」の部屋でさっそく確認できます。 来場者がひとつの部屋に集められると、どこからともなく「よく来たね 私の可愛い剣士(こども)たち」というお館様(産屋敷耀哉)の声が聞こえてきます。目の前にはお館様の座る座敷、その両脇に灯篭が怪しく光り、まるで本当に産屋敷邸に招かれたよう。そして壁一面に広がるスクリーンに柱たちの迫力溢れる紹介映像が流れ、そこからいよいよ展示を見て回ることとなります。 柱―個性 続く「柱―個性」のエリアでは、9人の柱たちをグラフィックとともに文章や映像を通して立体的かつ多面的に展示されています。 柱それぞれの「個性」に焦点があてられており、キャラクターパネル上部の映像や背面の資料などで、それぞれの特徴・性格・名シーン、これまでの歴史、そして彼らの「呼吸」についても知ることができます。 なお、入場時に入口で“柱札”というQRコードのついたカードが配布されるのですが、それを読み取ることで、選んだ柱が他の柱を紹介するオリジナルの音声コンテンツを楽しむことができます。 9人のうちの1人しか選べないのが酷ですよね……! 悩みに悩んだ結果、私は蜜璃ちゃんをチョイス。とっっっってもかわいい紹介だったので、もし誰にするか悩んでいる方は、蜜璃ちゃんを選んでみてはいかがでしょうか。他の柱の音声を聞きたい場合は、お友達と一緒に来てシェアしたり、何度も展覧会に足を運ぶことをオススメします。 「柱―身体」のエリアは、等身大の柱たちのパネルと日輪刀の柄部分が展示されています。この柄は各種資料より再現したものだそう。実際に握ることができ、「柱たちはこれを握って戦っているんだなぁ……」としみじみ浸ってしまいます。 そして、9人のパネルがこう並んでいるのを見ると、体格差もすごい! 悲鳴嶼さんがでかすぎる…さすが「鬼殺隊最強の剣士」! 柱―言葉 そのお隣は、柱たちの名セリフをフォーカスした「柱―言葉」エリア。生きる指針になるような名言もあれば、笑顔になってしまうようなものまで実に豊かな柱たちの言葉。義勇さんの「俺は嫌われてない」を見つけた時には、思わずクスっと笑ってしまいました。 なお、このエリアでも「柱札」を使用。設置されているQRコードリーダーに柱札をかざすと、そのキャラクターの名シーンと共に名言が流れます。どんなセリフなのかは、ぜひ現地で確認してみてください。 柱―表情 ufotableが手掛けた『鬼滅の刃』の原画の中から、柱の「表情」にフォーカスした約1,000枚が集まる「柱―表情」のエリア。色が付いていない原画にも関わらず、この枚数に囲まれると「圧巻」の一言! ひとつひとつの表情から、柱たちのその時々の感情を視覚的に受け取ることができます。ぜひお気に入りの表情を見つけてください。 私のお気に入りはプク顔の蜜璃ちゃん! 見~つけた! 柱―躍動 隣の「柱―躍動」エリアでは、柱たちが技を繰り出すまでの様子を、コマ送りのように連続して展示。動いていないのに、まるで動いているかのように見える、“躍動”という名にふさわしいエリアとなっていました。 そして無限城へ そして、いよいよ展覧会の副題ともなっている「そして無限城へ」のエリアへ。私が一番感動したのはこのエリアで、案内の方に導かれるまま部屋に入ると、この展覧会のために録り下ろされた鳴女の音声をきっかけに、突如として床が揺れ始めます。 いまだかつて、展覧会で床が揺れるというアトラクションがあったでしょうか? 私は初めての体験でした。 そして床が割れて無限城へ…行くわけないのですが、床や四方の壁にも映像が投影されるようになっており、アニメ「柱稽古編」最終話で炭治郎や柱たちが無限城に誘われたあの空間が再現され、本当に自分も無限城に落ちていくよう…! 辿り着いた先は、次に案内される「無限城」内部。障子に映る鬼の中には宿敵・鬼舞辻無惨や上弦の壱・黒死牟なども登場するので、見逃さないでくださいね。 緊迫感あふれる回廊を抜けると、再び柱たちと再会。ここはフォトスポットとなっているのですが、意味ありげな後ろ姿が…。原作を読んで結末を知っている筆者は、もう涙涙で撮影していました…。 ■展覧会の余韻に浸れるグッズ&カフェも! ここで展示は終了ですが、その先にはグッズコーナーとカフェも併設。ポスターやクリアファイルなど種類が豊富なのですが、個人的なオススメは、それぞれの柱にフォーカスしたグッズたち。ランダムグッズなのですが、どれを引いても推し柱しか出てこないなんて、もう「当たりしかない」と言っていいようなもの! 見てください! この当たりしかない蜜璃ちゃんの缶バッジ、ピンズ、チャームたちを! それでも全種類揃えたくなってしまうのが、悲しきヲタクのサガなのですが…。 「アニメ『鬼滅の刃』 柱展 -そして無限城へ-カフェ produced by ufotable Cafe」と題されたカフェでは、フードメニュー9品(こだわりカード付)、デザートメニュー9品(名言カード付)、ドリンクメニュー9品(カップスリーブ&紙コースター付)、ボトルドリンク9品(ボトル付)を用意。各キャラクターをイメージしたもので、味覚や嗅覚などの食の五感で楽しめるメニューとなっています。 推しキャラのメニューを食しながら、展覧会の余韻に浸ってみてはいかがでしょうか? <展覧会詳細> ■アニメ「鬼滅の刃」 柱展 -そして無限城へ- 会期:2024年11月2日(土)~2025年3月2日(日) 会場:CREATIVE MUSEUM TOKYO(東京都中央区京橋1-7-1TODA BUILDING 6F) 入場:チケットについての詳細は公式サイトをご覧ください (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
アニメ!アニメ! 米田果織