グループホーム「恵」指定取り消し 大村知事「ピンハネ極めて悪質」河村市長「正義に反する」連座制適用で影響広がる見通し
いずれにしても、職員からは利用者について「行き場はなくならない」と説明が。しかし… (入居者の母親) 「最悪他の事業者が今の形態を引き継ぐ形に持っていってもらいたい。住むところや職員が変わると(息子)本人が敏感に感じ取るので。新たなパニックを引き起こしたり生活が安定しない。落ち着くまで時間がかかる」 行政処分が出された今も、女性は「落ち着かない」と話します。 (入居者の母親) 「どういう方向性になるか決まってから改めて動き出す。私たちは待っているしかない。はやく落ち着きたい、安心した生活を今まで通り送りたい」 また、恵は「真摯に受け止めて今後の対応を検討していく」とコメントしました。 行政処分の影響を受ける利用者と家族ら。愛知県などは利用者の行き場を確保できるよう、受け入れが可能な県内の施設の空き状況を早急に調べ、対応していく方針です。 そして、厚生労働省は26日、会社が組織的に不正に関与していたとして、障害者総合支援法に基づき、ほかのグループホームなどにも今後指定の更新などを認めない、いわゆる「連座制」を適用することを決めました。 全国にある約100の施設が、指定取り消し処分の効力が発生する日から5年間、指定の更新や新規の指定を受けることができなくなります。利用者への影響は今後さらに広がる見通しです。
CBCテレビ